■節子への挽歌4381:朝の果物は金(2019年8月31日)
節子
私は野菜と果物が大好きです。
わが家にはいくつかの「節子のルール」があります。
果物に関しては、節子が「朝の果物は金、昼の果物は銀、夜の果物は銅」とよく言っていて、夕方以降は果物をできるだけ食べないようにいうルールがあります。
いまもわが家ではそれが守られています。
外食でデザートなどが出た場合は、食べてしまいますが、これはもう一つのルール「食べ物は無駄に捨てない」というルールに従っているからでもあります。
時に夜に果物が食べたくなることはあるのですが、基本的にはそのルールはよく守られています。
秋は果物が多いので、このルールはよく話題になります。
「食べ物は無駄に捨てない」というルールと並んで、「無理をして食べない」というのもあります。
ですからたとえば、おかず類がほんのわずか残っても、それが冷蔵庫に保管されることも少なくありません。
極端なことを言えば、ほんの少し残った野菜炒めとかトンカツの切れ端が残っても、保管されるわけです。
娘もそれをまもっていて、なんだこんなわずかな残りを冷蔵庫に保管しているのかと驚くほどですが、節子のルールは文化になっているのです。
もっともそのいっぽうで、節子はけっこう無駄も多かったような気がします。
賞味期限切れになるまで保管しておいて、結局は処分する羽目になるようなことも多かった気がします。
残念ながら、その「文化」も、娘には継承されています。
困ったものです。
先日、娘がいない時に、料理しないで食べられるものはないかと冷蔵庫を探したら、奥から納豆が出てきました。
それを食べようと思ったのですが、かなり古いもののようで、納豆をかき回すことが難しいほどに、「甘納豆」的になっていました。
それでも「捨ててはいけない」という節子のルールを思い出して、食べてしまいました。
ちなみに私は賞味期限にはこだわらないタイプなのです。
ところでスイカは果物でしょうか。
スイカは朝は食べる気がせず、昼間いないことが多いので、先日のスイカがまだ半分ほど冷蔵庫に入っています。
さて、寝る前に食べるべきかどうか。
節子の定義ではたぶんスイカは果物ではないと思うのですが、何故かスイカも夜食べる気が起きません。
不思議なものです。
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