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2019/08/22

■節子への挽歌4372:病院でのミニリトリート

節子

ユカが「ぜんそく」症状が出てこの数日ちょっと大変です。
節子も気管支が弱く、2回も入院しましたが、ユカが咳き込んでいるのを見るとあの頃のことを思い出します。
節子は、我慢強いというか、無理をするタイプで、早く医者に行けばいいのに、我慢してしまいこじらせることもありました。
娘のユカを見ていると、同じ傾向があるようです。

ユカは先日、ちょっと体調を崩したときに、仕事がらみの約束があり、新宿まで出かけました。
その件は、私も少し関係しているので、大丈夫かと確認はしたのですが、約束したことだからと出かけていきました。
猛暑の日でしたが、私も本人がいいというのだからと送り出しました。
私が代わることもできたのですが、私自身もちょっと体調が崩れ気味だったこともありました。

結局、ユカは早目に戻ってきましたが、回復途上だった体調がまたぶり返してしまい、それが気管支に来てしまったようです。
翌日、熱が出てきて、かかりつけのクリニックに行きましたが、あいにく夏休み。
自宅療養していましたが、状況は改善されません。
昨日、病院に行ったら、近くの専門科のある慈恵医大を紹介されたのです。

ユカが病院に行っていた昨日、私は近くに住む兄と食事をしていました。
兄が、私に「あなたはユカに感謝しなければいけないな」といわれました。
たしかに、もしユカが同居していなかったら、私はこんなに元気でいられたかどうかはわかりません。
ユカが私を世話してくれたという意味もありますが、娘を残しては彼岸には行けないという思いも含めてです。
私には2人の娘がいますが、彼女らがいなければ、この世には未練は全くありません。

昨夜、西部邁さんの自殺を話題にしたテレビをやっていましたが、西部さんの心情は少しだけわかります。
ただし信条的には、私には受け入れがたいことですが。

今日は、病院に私も同行しようと思います。
ユカは来なくていいと言いますが、ささやかの罪滅ぼしです。
まあ、これが罪滅ぼしになるかどうかはかなり疑問ですが。
それに、自分が患者でない久しぶりの病院も体験したい気もします。

慈恵医大病院は待ち時間多く、半日は拘束されるでしょう。
しかしちょうどいいミニリトリートになるかもしれません。
久しぶりの慈恵医大病院です。

 

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