■節子への挽歌4405:不思議な出会い
節子
夕方、テレビを観ていたら、東尋坊で見回り活動をしている茂さんが登場していました。
茂さんの姿を見るとなぜか元気が出ます。
節子との最後の遠出の旅が東尋坊でした。
茂さんとの出会いも、私の人生を変えたものの一つでした。
人生はちょっとしたことで大きく変わることがあります。
私と節子の出会いは、京都に向かう電車の中でした。
あの出会いがなければ、たぶん、私と節子が一緒に暮らすことはなかったでしょう。
その日を私は正確には覚えていませんが、節子はきっと日記に書いていることでしょう。
節子の日記は私の手元にありますから、探せば出てくるかもしれません。
あの日、節子はどういう気持ちだったのか。
ちょっと興味はあります。
いま思い出せば、あの日は夢のような、ドラマのような日でした。
もしかしたら、私たちにとっての「最良の日」だったかもしれません。
2人で夕方まで奈良を歩きました。
それまでは付き合ったこともなかったのに、どうしてあんなに心を開け合えたのでしょうか。
考えてみたら不思議です。
そういう不思議な出会いは時々あります。
東尋坊での茂さんとの出会いもそうでした。
最近、不思議な出会いはあったでしょうか。
あったような気もしますが、そこから物語を育てるところにはなかなかいきません。
私の生命力が弱くなってきているからでしょうか。
実は最近、ちょっとそうした流れに変化が起きてきているような気がしています。
また、生命力が寄り集まりだした。
そんな気がしてきています。
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