■節子への挽歌4383:12年がたちました
節子
明日は節子の13回目の命日です。
節子の好きだったカサブランカを今年も供えました。
それにしても、まさか13回忌を迎えることになろうとは思ってもいませんでした。
しかし、もしかしたらこの12年は、生きていなかったかもしれないという気もします。
惰性で、ただただ存在していただけの12年だったかもしれません。
空白の時間を埋めなければいけないという思いから、サロンをやったり、誰かの相談にのったりして時間を埋めているだけかもしれません。
そして気がついてみたら13回目の命日。
この12年は、いったいなんだったのか。
本当に実在するのか、とさえ、時に思います。
いずれにしろ、節子がいないにもかかわらず12年も生き続けてしまった。
昨日、テレビで歌手のクミコさんが歌っている「妻が願った最期の「七日間」」という歌を知りました。
他界した妻の病床に残された日記の書かれていた「七日間」という詩を歌にしたものです。
よかったらお聴きください。
https://www.youtube.com/watch?v=DkUDDaq8bkQ
逝く人を気遣うのではなく遺される人を気遣う。
たぶんそういうケースの方が多いことでしょう。
12年前の今頃を思いだすと、いまの人生とはとてもつながっているとは思えません。
思い出すと正常ではいられないので、思い出すのはやめましょう。
節子が心配していたことはとりあえずは克服しましたが、たぶん節子はやはり思った通りだと思っているかもしれません。
生き出さなければいけません。
頭では分かっているのですが。
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