■節子への挽歌4382:オープンサロン最後の来客との再会
節子
昨日のサロンに石本さんが久しぶりに参加してくれました。
石本さんは、節子と一緒にやっていたオープンサロンの最後の参加者です。
なぜ覚えているかといえば、私の体調がいささかおかしくなって、サロンをはじめ仕事を1年間休もうと思ったことがあります。
その最後のサロンに、石本さんは遅れてやってきました。
遅れてというよりも、正確には終わってからやって来たのです。
しかも、節子への花束を持ってきてくれたのです。
最後のサロンは、たくさんの人が来てくれたと思いますが、花束を持ってきてくれたのは石本さんだけでした。
しかも石本さんは、サロンを支えていたのは私ではなくて節子だとわかっていたのです。
3人で少し話したと思いますが、花束を持った節子の写真も撮りました。
一度、この挽歌でも書いたことがあります。
サロンをやめた後、私が健康診断を受けるのに合わせて、節子も一緒に受けました。
そして、がんが見つかったのは、私ではなく、節子でした。
節子の入院が決まった時に、石本さんは病院でのパジャマをつくりたいと言ってきました。
その時は気持ちの余裕がなくて、お断りしてしまいました。
ずっと悔いが残っていることです。
その石本さんが、10数年ぶりにやってきました。
石本さんを探している人が、私のホームページで石本さんの名前を見つけて、紹介を頼んできたのです。
それで久しぶりに連絡したら、石本さんがサロンにやって来たというわけです。
石本さんは変わっておらず、相変わらずはつらつとしていました。
うれしい再会でした。
ホームページを探して、最後のサロンと花束を持った節子の写真を見つけました。
サロンの記録もありました。
http://cws.c.ooco.jp/salonnews.htm#salon0304
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