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2019/10/23

■節子への挽歌4429:余命宣告への対し方

節子

今日は久しぶりに暖かないい天気です。
ユカは上野の美術展に行ったので、一人でのんびりしています。
体調はいろんな人の応援でほぼ回復しましたが、気分は相変わらずです。

この数日の空白期間に会ったことを今日もいくつか書くことにします。

まずはちょっと重い話から。
湯島のサロンの常連の一人のOさんが1116日に「余命1年宣告」を受けました。
他者のことなので、むやみには書けませんが、この1週間の私の体調不安にも大きな影響を与えていることなので、少しだけ書かせてもらいます。

Oさんは1か月ほど前から背中が痛いと言っていました。
それでサロンの時にTさんが病院に行くことを勧め、私も同調しました。
そして病院に行った結果が「余命1年宣告」でした。
手術が難しい局面にまで進んでいたようです。

Oさんは、そのことを私とTさんにメールで淡々と伝えてきました。
そこまでは時にあることかもしれません。
20日にサロンをやりました。
そこに、Oさんが参加してきたのです。
全くいつもと同じように、サロンでは話をしていました。
ほかの人がいたので、声をかけにくかったのですが、私には「豪気だね」としか言えませんでした。
私の周りでも、節子も含めて、余命宣告を受けた人はいますが、Oさんほど動じない人は初めてです。

いや動じて」いるかどうかは、表面からはわからないというべきでしょう。
しかし、それにしても、顔の表情に曇りがない。
話し方にも迷いがない。
Oさんが事前に相談していた時には、むしろ迷いや不安を感じましたが、それが全くなくなったような気がします。

実は今度Oさんに会ったらなんと声をかけようかなどとつまらないことを考えていた自分が少し恥ずかしくなりました。
人は、いざとならないとわからないものです。

ちなみに、Oさんとは古いつながりですが、私よりも15歳近く若いはずです。
しばらく交流が切れていましたが、節子が亡くなったことを後で知って、わが家までわざわざ線香をあげに来てくれました。
Oさんは、節子のことを知らないはずです。
その後も何回かわが家にも訪ねてきてくれましたが、いつもお線香を持ってきてくれました。

極めて純粋で邪気がなく、湯島のサロンの常連でした。
これからも、何もなかったようにサロンに来ることでしょう。

Oさんに奇跡が起こることを祈ります。

 

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