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2019/10/02

■幽界との邂逅

昨日と一昨日、那須に出かけていました。
那須に半分住んでいる友人が、今年も**遊民会議の仲間たちと一緒に私を那須に招待してくれたのです。
那須は季節外れの暑さでしたが、いま思えば、それは参加した遊民たちの異常な霊力のせいだったかもしれません。

そもそもそんな現象を起こせる**遊民会議とは何でしょうか。
一見、自由に生きている若者たち(年齢とは無縁)が緩やかにつながっているグループのようですが、私にはまだ正体が見えないコミュニティです。
時折、一人は大きな声を叫びますし、一人は踊り出す。
いまはもう使用していない吊り橋の上で踊っていたので、後ろから歩いていく私などは振り落とされそうでした。

私のように、心身共に自由ではない老人は参加資格はないでしょうが、なぜか付き合ってもらえていますので、感謝していました。
ちなみに、今回の那須の集まりを呼びかけた友人も**遊民会議のメンバーのようです。

今回は昨年のように完全に道端にある露天の混浴露天風呂(私も希望したサルと人間の混浴です)には行けませんでしたが、廃墟に近いと私には思えたホテルの廃墟に近い露天温泉に入ってきました。
後ろの岩の岸壁から温泉が流れ出している、実に自然になじんだ、しかし人間から見るとあまり清潔とは言えないお風呂でした。

ちなみに宿泊は友人の別荘です。
遊民たちはみんな調理がうまくて、専属シェフ付の感じで、毎回、食べたこともないような素晴らしい料理でした。
食べていると次から次へと料理が出てくるのです。

ともかく**遊民たちは自活力がすごいのです。

しかし、とても知的で文化的な2日を過ごさせてもらいました。
ところが、今日になって驚愕な真実に気付いたのです。

その別荘の近くに、ホーンテッドマンションと言われている家があり、その敷地内に入ると2度と戻って来られないと別荘主が繰り返し私の話すのです。
そういわれると行きたくなるのは人の常。
それに、禁止条項は破られるためにありますし、行くなと言うのは行けと言うメッセージです。

早朝早く私一人で、そこに行き、敷地に入ってしまいました。
特に結界は感ずることなく、素直に入れました。
まあそれが閉じ込めの常道ですが。

建物に近づき上を見たら2階の角の部屋に明かりがついていました。
写真を撮りましたが、周辺には木やツタが繁っていてあまり良く見えません。
はっきりと撮影できる場所を探しましたがなかなか見つからない。

Img_20191001_074452

外から階段で上がれそうでしたが、途中で崩れそうでしたし、敷地内はともかく家屋に無断侵入すると、近くに住んでいる友人に迷惑がかかりそうなので諦めて、周辺を回っていたら、道を誰かが歩いてきたので、見つかったらまずいと思い、写真を撮るのをやめて道に出ようとしました。
幸いに道にいたのは、一緒に那須にやって来た遊民の一人でした。
そして彼は突然私の哲学的な問いを浴びせました。
それで、明かりの話をする間もなく、別荘に引き戻されました。

戻ってみんなに明かりがあったと話しましたが、だれも信用せずに、また誰も確かめに行こうとも言いませんでした。
普通は、確かめに行こうと言うと思いませんか。
友人は、どうして私が戻ってこられたかばかり話していました。
そして、そのまま朝食タイムでいつの間にか明りの話は忘れてしまいました。

なにか心に引っ掛かる謎を感じていました。

今日になって、その訳が分かりました。
**遊民たちは、ホーンテッドマンションに住んでいる幽霊の仲間で、私を仲間にしようとしていたのです。
そう考えるとすべてのことが納得できます。

明かりの様子をあまり詳しく調べられると都合が悪いので、明確な証拠写真を私が撮る前に、私を引き戻しにやって来た。
今回の那須の集まりは、そもそも私を幽界に引き込む審査会で、幸か不幸か私は及第できなかったので、元に戻したのでしょう。
幽界の人たちは優しいのでしょう。

そういえば、今回入浴した温泉も、それを管理している旅館も、冷静に考えれば、この世のものではない雰囲気がありました。
おそらく数十年前に朽ち果てて、廃墟になっているのです。
そういえば、更衣室は電気も付かず、トイレの水は出ませんでした。
もちろん床は底が抜けそうで、入口に一人だけ男性がいて、入浴料を受け取ったり話をしたりしていましたが、いまから考えるとどこかおかしい雰囲気でした。
脚はありましたが、話がどうもつじつまが合わない気がしました。
しかし、一緒に行った4人の遊民たちは、みんな納得して、私をなんとなく説得していたような気もします。
みんな仲間だったに違いありません。

そういえば、昨日もその前の日も、別の友人からメールや留守電が届いていました。
内容は、「連絡がつかないが死んでいるんじゃないか」という内容でした。
彼はかつて臨死体験をし、いままた死の近くで生きている人です。
彼には私の危機が見えていたのかもしれません。

幽界も一度体験したいので、仮入会させてもらえればよかったのですが、残念ながらまだ資格がないようで、無事、昨夜、帰宅できました。

今日は謎解きに1日かかりました。
さて来年は呼んでもらえるでしょうか。
幽界の人たちに振り回されないように、心身の力を高めなければいけません。

今月また、相馬霊場八八か所めぐりの後半40キロを歩く予定です。
もちろんサンダルで。
もし力がついたら、**遊民たちを幽界から救ってやろうと思います。

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