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2019/10/04

■第5回万葉集サロン「柿本人麿の〈われ〉の喪失‐人麿の詩のかたち「泣血哀慟歌」を読む」のご案内

第4回の万葉集サロンは、人麿の近江荒都歌を中心に、滅んだ人々の〈「われ」の喪失〉を話題にしましたが、今回は、それを踏まえて、もう少し堀り下げていくことになりました。
また、前回、前半で話題になった万葉仮名に関しても、ちょっとだけ補講があるようです。今回はあまり深入りしないようにしますが。

升田さんからのメッセージです。

前回の近江荒都歌の「亡者たちの〈われ〉の喪失」は消化不良のところがありましたが、それを補う意味も含めて、「人麿の〈われ〉の喪失」を通称「泣血哀慟歌」(妻を失った時の挽歌(巻二ー207212))を通して探っていきます。
そのために、大伴家持の亡妻歌(巻三ー466499)との比較をしてみます。
その上で、人麿の詩性はどこから来るのか、古代和歌がどのように変化して行くのかを、「われ」の視点から考えてみたいと思います。

なお、サロンで話題に上っている万葉表記論(万葉仮名)は、底無し沼のように引きずり込まれる魅力ある課題ですが一朝一夕にはならず・・・それを考えるヒントを一つだけプリントにしておきます。

以上が升田さんからのメッセージです。

前回も話題になった「人麿の詩性」も話題になるようです
いつも内容密度が濃くて、私にはついていくのが大変なので、今回は、あまり内容を欲張らずに、できるだけ対話型も増やしながら、私にもわかるようにとお願いしています。
ですから、初めての方も大歓迎です。

ともかく万葉集は面白い世界ですので、それをちょっとずつ味わえればと思います。
お気軽にご参加ください。

〇日時:2019年11月9日(土曜日)午後1時半~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇講師:升田淑子さん(万葉集大好き研究者/元昭和女子大学教授)
〇テーマ:「柿本人麿の〈われ〉の喪失‐人麿の詩のかたち「泣血哀慟歌」を読む」
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com

 

 

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