« ■節子への挽歌4425:また挽歌をさぼった理由 | トップページ | ■「維新正観」(批評社)をお薦めします »

2019/10/18

■CWSサロン「網野史観から考える現代日本の〈別の選択肢〉」のお誘い

湯島のサロンでは、最近、日本の将来像のような話が話題になることがありますが、今回は過去の日本を参考に、日本の選択肢を考えてみようというサロンです。
過去といっても、私たちが学ばされた教科書風の歴史から離れて、ちょっと斬新といえる「網野史観」を参考に、未来への選択肢を見直そうという試みです。
問題提起してくれるのは、蔵原大さん(東京国際工科専門職大学講師)です。

講座+ゼミ型サロンになると思いますが、まあ湯島のサロンですから、「網野史観」など聞いたこともないという人こそ大歓迎です。蔵原さんが資料をいろいろもってきてくれるそうですので、手ぶらでぜひ気楽にご参加ください。

ところで「網野史観」に関しては、時々、湯島でも話題になります。日本中世史研究者であった故・網野善彦さんの提唱をもとにしている歴史観です。
一言でいえば、網野さんの提唱は、これまでの国家ごとのエラそうな狭い歴史とか、定住や農耕が人間の望ましい生き方だといった上から目線の歴史観に対する挑戦です。むしろ網野さんは、人には自由に生きられる異空間(公界)をつくる権利があるという視点から、いまでいうノマド(非定住民)を含めた非農業の商人、職人、武士そして宗教者に焦点を当て、地域や身分をこえる広い歴史観を打ちたてようと戦いました。

そうして亡き網野さんは「神国」「海外から孤立した島国」等のミミっちい日本像とか「百姓=農民」という古くさい観念を見事に打破したばかりか、現代の私たちが教えこまれた世界観に対して別の道が選べることを示してくれたのです。
もちろん私たちをしばる世界観=世の中への偏見から自由になれば、現代の見え方も未来への展望も変わってきます。そのため生前の網野さんは自らの研究成果をふまえ、著作や対談を通して現代社会への問題提起、身分差別への批判を行っていました。

今回はそうした「網野史観」が提示してくれる昔の日本社会の新しい姿「公界」を踏まえて、蔵原さんに現代日本の「別の選択肢」を論じてもらうことにしました。
もしくはそれを踏まえた「蔵原史観」になるかもしれません。歴史をテーマにしたゲームも出してくれるそうです。私たち日本の「選択肢」をみんなで自由に議論する異空間をつくって、今の社会そのものを問い直す契機になればと願っています。

〇日時:2019年11月3日(日曜日)午後2時~4時半
〇場所:湯島コンセプトワークショップ: http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇講師:蔵原大さん(東京国際工科専門職大学講師)
〇テーマ:「網野史観から考える現代日本の〈別の選択肢〉」
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修: qzy00757@nifty.com

*蔵原さんの「東京国際工科専門職大学」はこちら: https://www.iput.ac.jp/

 

 

 

|

« ■節子への挽歌4425:また挽歌をさぼった理由 | トップページ | ■「維新正観」(批評社)をお薦めします »

お誘い」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ■節子への挽歌4425:また挽歌をさぼった理由 | トップページ | ■「維新正観」(批評社)をお薦めします »