■節子への挽歌4458:平安な見送り
節子
節子も知っている濱崎さんはいま京都で弘道館を復活し、その代表としてとてもいい活動をしています。
来週、京都に行く友人が弘道館に立ち寄りたいというので、久しぶりに濱崎さんに連絡しました。
濱崎さんのお母さんがいま病気で、そのため最近は病院通いだと知りました。
そして、今朝、濱崎さんから母上の訃報の連絡がありました。
その訃報に対して、どう返信したらいいか、朝から迷いながら、先ほど、ようやく短いメールを送りました。
訃報への対応はいつも悩みます。
「心よりお悔み」とか「ご愁傷さま」という言葉を、私は昔から使えないのです。
私は、書き言葉も話し言葉も一致した生き方をしていますし、形式的な言葉はそもそもうまく使えないのです。
それに、濱崎さんの心も、少しは私にもわかるような気もするのです。
これは両親を送り、節子を送った体験のおかげです。
形式的な言葉は、時に心を逆なでさえしかねません。
迷った上に書いたのは、しかし結局は月並みのことばでした。
言葉がみつかりませんが、お母上とみなさまのご平安をお祈り申し上げます。
これもちょっと話し言葉ではないなと思いながらも、しかし私の今の気持ちに一番合うなと思ったのです。
うまく心が伝わるかどうかはわかりませんが、平安な見送りができるといいなと心より思います。
節子の闘病中に、濱崎さんからめずらしい冷菓を送ってもらったことを思い出します。
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