■節子への挽歌4457:コミュニティ
節子
湯島で「コミュニティ」をテーマにしたサロンをやりました。
新しいコミュニティづくりに向けての活動は、節子の不在によって挫折しましたが、改めて今、「CWSコモンズ村」に向かって進んでいますが、今回はそれとは別に、上田さんの思いを中心にサロンをやってもらいました。
上田さんは、コミュニティとは「帰っていきたい場所」と考えています。
コミュニティをどう考えるかによって、その人の心のありようが伝わってきます。
ちなみに私は、コミュニティとは「旅立つところ」でもあると考えています。
帰っていきたい場所だと、そこで終わってしまうような気がするのです。
それに帰るとか旅立つというのは一時のことではないかとも思います。
上田さんはまた、災害ユートピアの話もされました。
災害直後に出現するコミュニティの話です。
しかし残念ながらそのコミュニティは長続きしないのです。
そこにもしかしたらコミュニティの本質があるのかもしれません。
サロンに、1週間前にサンチアゴ巡礼から帰国した鈴木さんも参加していました。
鈴木さんは上田さんの話を聞いて、巡礼と災害ユートピアは似ていると言いました。
巡礼において、そこに動的な、あるいはプロセス的なコミュニティが出現するというわけです。
ここにもコミュニティを考える大きな示唆が含まれています。
節子が元気だったら、CWSコモンズ村というケアコミュニティをつくりたかったのですが、この試みは途中で挫折してしまいました。
不思議なもので、コミュニティが一番必要なはずの時に、コミュニティ志向は消え去る体験をしたのですが、最近また私にもコミュニティ志向が戻ってきました。
上田さんと一緒に来年からコミュニティをテーマにした連続サロンを始めようと上田さんと話しました。
上田さんと私とは、たぶんコミュニティへの期待が違うでしょうが、奥のところではたぶんつながるでしょう。
試みる意味はあります。
鈴木さんの今回のサンチアゴ巡礼はポルトガルの道でした。
ポルトガルのチョコレートをもらいました。
節子に供えさせてもらいました。
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