■CWSサロン「次世代原発 小型モジュール型原子炉の可能性」報告
次世代原子炉の一つとも言われている「小型モジュール型原子炉」についての学習型サロンは残念ながら5人の参加者しかありませんでした。
しかしそのおかげで、じっくりと学ぶことができるサロンになりました。
質疑応答が中心でしたので、学習型サロンの良さにも改めて気づきました。
技術士〔原子力・放射線部門〕である畑さんは、公開ベースの資料をたくさん用意してくれて、ていねいに解説してくれました。
参加者の多くは、かなり原子力発電に詳しい人たちでしたが、私のように知識がほとんどない人でもかなり理解できた気がします。
もちろん技術的な話だけではありません。
安全性の話やエネルギー自給の話もあり、社会のあり方や未来を展望した話も出ました。
私が知らなかったこともたくさんありました。
私の反原発姿勢はまだ変わりませんが、ちょっと見方が変わったことは事実です。
「知ること」で考えは変わるものです。
今回、私が感じたのは、技術要因と人間要因の関連性をもっときちんと捉えていかなくてはならないということです。
私のような右脳型の人間は、現場を見て感覚的に反原発になってしまい、肝心の技術要因への関心がどうしても弱くなります。それなりに科学技術に関しては勉強をしてきたつもりですが、原子力に関しては、書籍からの受け売りの知識がほとんどです。
受け売りの知識はすぐに揺れ動きますので、行動の基軸にはなりません。
それに、そもそも人が知りうる知識など、本当にわずかなものでしかありません。
いずれにしろ、次世代原子炉への動きは、世界的には進んでいるようです。
ただ反対するだけではなく、やはりきちんと動きをつかんでおかないといけないと改めて思いました。
話の内容を報告するだけの知識や評価力はありませんので、報告はできませんが、私には「学び」と「気づき」の多いサロンでした。
なお、畑さんは資料を何部か置いていってくれました。
関心のある人は湯島に来た時にお渡ししますので、ご連絡ください。
学習型サロンは来年から時々開こうと思います。
関心のあるテーマがあればご連絡ください。
先日、要請があった「宇宙のダークマター」問題も実現できるかもしれません。
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