■節子への挽歌4500:東尋坊からのお餅
節子
東尋坊の茂さんから恒例のお餅が届きました。
茂さんの活動に深くかかわることになったのは、節子との最後の旅行で偶然に茂さんたちに出会ったのが契機です。
ですから茂さんたちとの活動には、いつもどこかに節子がいました。
東尋坊からの帰路に出会った夕陽は忘れられません。
が、そこにはもう行く勇気はありません。
私が節子を見送った後に、社会に戻ってこられたのは茂さんの「夢」の実現に協力したことです。
しかし、茂さんたちの活動はいまや有名になり、活動基盤もしっかりとできてきたので、最近私はあまりかかわっていません。
でも茂さんたちと一緒にやった活動の流れもあって、いまも時々、そうした相談はやってきます。
今年も、いくつかの自殺関連の問題にも出合いました。
東尋坊に吸い寄せられる自殺企図者の8割は関西や関東など遠隔地からやってくるそうです。
茂さんは、東尋坊での活動は「水際作戦」、そこに自殺企図者を送り込んでくる上流の状況を変えなければ問題は解決しないと考え、「上流作戦」の必要性を以前から主張していますが、来年は、上流作戦に力を入れたいと手紙に書いてありました。
それを読んで、来年はまた私も何かできることに取り組もうと思います。
まあ今やっていることも、広い意味では茂さんのいう「上流作戦」なのですが。
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