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2019/12/14

■節子への挽歌4486:衝撃的な電話

節子

節子も知っている友人から衝撃的な電話がありました。
その友人の友人夫妻が滋賀県で自殺をしたという連絡です。
2か月ほど前に余命宣告された上に、かなりつらい日々だったそうで、夫婦で一緒に自殺を決意したそうです。
その人も、私も30年近く前に会ったことがあります。

私の友人の幼馴染でした。
しかし、なぜに夫婦で、か。
伴侶の方も納得していたようで、彼女自身も病気を抱えていたのかもしれません。

友人は思いとどまるように何回も働きかけていました。
しかし3日ほど前から連絡がつかなくなり、一昨日、滋賀県の県警から連絡があったそうです。
携帯に、私の友人との通話記録があったので連絡があったそうです。
聞かされていたとはいえ、まさかの夫婦心中。

もしかしたらろ聞いていたとはいえ、友人もショックで気が動転、持って行きようのない怒りや悲しみで、ともかく誰かに伝えなければということで私に電話していたようですが、私があいにく電話に気づかずに、今日、やっと連絡がつきました。
そういう時には、ともかく誰かに話をしなければおさまりません。
それで私が聞き役に選ばれたのです。
私自身、対応しようもなく、ただただ聞くだけの電話でした。

しかも、その電話を受けたのは、めずらしく講演していた休憩時間でした。
私もその後の講演で、打ち明けたかったのですが、なんとか我慢しました。
帰宅して、娘に話して、少し気が軽くなりました。

しかし、それにしても、気が晴れません。
それであまり書くべき話ではないと思いましたが、書いてしまいました。
人はなぜ死のうと思うのでしょうか。
たとえ自らの生命であろうと、意図的に生命を断ってはいけません。
生命が終わるときに、それに抗うのも私の生き方ではありませんが。

付き合いのある人の死は、心が揺れてしまいます。

 

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