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2019/12/10

■節子への挽歌4482:帰ってゆきたい場としての湯島サロン

節子
もう一つ書かせてもらいます。
太田さんの話です。

太田さんはつらい中を湯島まで歩いてやってきました。
太田さんは、途中はつらかったが、湯島のサロンにけると思うと元気が出てきたと言ってくれました。
太田さんは、湯島のサロンが好きだったのです。
しかし着いたときは、もう倒れそうな顔色で話すのもやっとのような感じでした。

ところが、サロンが終わり、立てないでいる太田さんのまわりに何人かが集まり、太田サロンになって話しているうちに、表情や顔色が一変してきたのです。
話もいつものようになってきました。
湯島に入って来た時と別れる時はまったく違ったのです。
薬よりも治療よりも、安心できる場所で心置きなく心を開くことがいかにいいことかを実感しました。

今日、太田さんからフェイスブックで私宛へのメモが投稿されました。
内容はまた改めて書くとして、あて先は「初代湯島サロン亭主 修さんへ」、そして差出人は「自称 2代目湯島サロン亭主2代目より」となっていました。
たしかに太田さんは、湯島サロンの主旨に共感してくれていました。
2代目になってもよかった存在です。

それで、「自称」でなくて「公認」でもいいとコメントしました。
太田さんは「光栄です」と素直に受け入れてくれました。
湯島サロンの2代目はこれで決まりです。
このやり取りは、事情を知らない人にはどう感じるでしょうか。

それはともかく、太田さんがつらさの中で、湯島サロンに行こうと思ったのは、長年のサロンが報われた気がします。
太田さんは、湯島に行って、みんなに会いたいと自然と思ったのです。
先日、コミュニティに関するサロンで、上田さんが「コミュニティとは帰ってゆきたくなる場」だと言った話を思い出します。

湯島のサロンは、もう私だけの場ではなくなってきました。
みんなが帰っていきたくなる場なのです。
節子と同じく、太田さんも湯島に戻ってくるのでしょうか。
私が戻ってくる頃にも、湯島が残っているといいのですが。

宝くじを当てて、永久保存体制を目指さなければいけません。

 

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