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2020/01/08

■ゴーンさんへの評価が好転しました

保釈中だったカルロス・ゴーン元日産会長が、なんと国外逃亡を図りました。
それを知って、私のゴーンさんへの評価は反転しました。
評価が変わった人は多いでしょうが、ほとんどの人は悪くなったようです。
しかし、私はこれまで好きになれなかったゴーンさんが好きになれそうなのです。

日産をV字回復した名経営者として評価されていた頃のゴーンさんを私は全く評価できませんでした。
むしろ経営というものを全く知らない無能な経営者だと思っていました。
当時、私はまだ仕事をしていて、講演などもさせてもらう機会もありましたが、その頃にもそう公言していました。
なぜそう思ったのかと言えば、経営の視点が株主や組織拡大にあり、人間の視点がなかったからです。
私にとっては、それは「経営」ではありません。

しかし、当時、日産に関わっている人に尋ねても、私の意見に賛成する人はいませんでした。
辞めさせられた人たちへの思いはないのか、とさびしくなりました。
その頃から日本の経営者は大きく道を踏み外していったと思っています。
まあそうした動きが始まったのは、たぶん1980年前後からだったと思いますが。
ちなみに、私にとっての企業経営再建の名経営者は、スカンジナビア航空のャン・カールソンです。

ゴーンさんが保釈された時に変装して出てきた時に、ちょっと印象が変わりました。
もちろん「良い方向」にです。
そして今回の国外逃走ドラマ。
かなり好きになりました。
理由を書くと長くなりますが、そこに権力や制度に抗う「人間」を感ずるからです。

さらにゴーンさんへの期待もあります。
今日、ゴーンさんはレバノンで記者会見をするそうです。
どういう話が出るのかわかりませんが、そこでまた私の評価が反転する可能性はゼロではありません。
しかし、ゴーンさんが置かれていた状況は、私でさえもおかしいと思っていました。
新聞報道でしか知りませんが、人権無視もはなはだしい気がしていました。
日本の警察や検察、さらには行政のあり様は、どう考えてもおかしい。

そうしたことに、世界の目を向けてくれることに期待があります。
私たちにももっとそうした実態が見えてくるかもしれません。

もっともゴーンさんは、日産時代、いま自らが抗っている日本の警察や検察(末端のお巡りさんや現場の人たちは別)と同じ生き方をしてきていました。
彼には、自分以外の人間は見えていなかったように思います。
だからこそ、今日のゴーンさんの発言に大きな期待をしているわけです。
失望させられないといいのですが。

それにしても、今回の事件は、いろんなことを気づかせてくれました。
ゴーンさんに感謝したくなります。

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