■節子への挽歌4504:日常的な元日
節子
いつものように、穏やかな年明けでした。
初日の出は残念ながら雲が多くて見られませんでしたが、すぐに日が出てきて、あたたかくなりました。
ユカのお雑煮を食べて、ジュン家族と合流して、子の神様へ初詣。
そのままみんなで宝蔵院にお墓参りに行きました。
わが家に戻って、ささやかなおせちで新年を祝いました。
これが最近の基本形です。
にこは今年は着物で、ご機嫌でした。
ジュンも子育てから少しだけ解放されつつあるようですが、この3年間は大変だったようです。
節子がいたら状況はまったく違っていたでしょうが。
それにしても最近は正月といってもあまり特別な気分は出てこなくなりました。
むかしのような「ハレの気分」もあまり感じません。
どこかにさみしさを感じますが、むしろ今では毎日が「ハレ気分」なのかもしれません。
年賀状も最近は少なくなりました。
1000通を超す年賀状をやり取りしていたころとは大違いで、年々減って今年は100枚にも達しません。
3年前まではそれでももらった年賀状にはメールするか年賀状を出すかしていましたが、最近は、それもやめました。
年賀状が減るのも当然です。
それでもなかには懐かしい人からの年賀状もあります。
会社時代のアシスタントの女性からの年賀状も今でも何通か届きますし、節子の友人からの年賀状も私宛に届きます。
こんな日常的な元日は、あまり記憶にありません。
歳と共に、だんだんこうなっていくのでしょうか。
しかし、今年はちょっといい年になるような気がします。
といっても、節子に会うのではありません。
長年の課題の解決に向けて、私も娘たちも、ちょっと動き出す機運が出てきたのです。
13回忌が終わって、みんな少し精神的余裕が出てきたのかもしれません。
少なくとも私はそうです。
明日から私はもう日常に戻る予定です。
年末にはちょっと時間に追われてしまいました。
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