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2020/02/03

■湯島サロン「みんなのメディアをつくりませんか」報告

今年初めての呼びかけ型サロンでしたが、予想に反して14人もの人が参加しました。
テーマへの関心の高さに驚きました。

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あまりに参加者が多かったので、収拾がつかなくなることを危惧して、「みんなの出版社」構想のたたき台をつくってしまいました。
そして、最初にそれを簡単に説明させてもらいました。
そのために、自由な話し合いというよりも、その構想試案への質疑応答になってしまい、自由な話し合いをしたいと思っている人を失望させたかもしれません。
途中で大いに反省しましたが、逆にそのおかげで、具体的に実行に向かうプロジェクが始まることになりました。
まあ時にはこうした失敗も許してください。

「みんなの出版社」構想のビジョンは「生活者(みんな)が本音で話し合える、ゆるやかなコミュニケーション・プラットフォーム」づくりです。
そしてその第一段階として、「生活者の視点で、自由に自らの意見を発信できるペーパーメディア(小冊子)を出版し、社会に何か動きを起こしていけるような仕組みをつくる」ことに置きました。
特別の主張は持たず、かといって中立的でもなく、多様な意見が飛び交うような「寛容な合意」にもとづく運営ができればと、私は思っています。
わかりにくいでしょうが、そのわかりにくさのおかげで話し合いははずみました。
まあそんな理念的ことに加えて、具体的な仕組みの議論もありました。

参加者からは「出版社」というから現在の出版社をイメージしてしまうとか、小冊子は目的ではなくて手段なのですねと確認されたりしましたが、私の意図はまさにその通りで、「出版」が目的ではなく、みんながなんの気兼ねなく、むしろ気楽に本音を社会に向けて発する場がほしいだけです。
そこが自費出版とは違うところです。

前回の茶色の朝のサロンの報告にも書きましたが、民主主義を終わらせないために、「実際に他人と声に出して議論すること」が大切ですが、そういう活動を時間的に広げていこうというのが私の希望です。

サロンでの質疑応答での私の意見はあいまいなことも多く、話し合うよりも早く実行に移したいという人も少なくなかったと思いますが、まあこうやって時間をかけて、話し合うといろんなことが見えてくるような気もします。
そういう意味では、私にはとてもうれしいサロンになりました。

というわけで、次回は具体的なプロジェクトのキックオフミーティングになると思います。
賛同者が出資して協同組合型の組織を立ち上げることになると思いますが、出資しない人も参加できたり活用できたりすることを目指したいです。
その組織が目指すのは収益事業体ではなく、あくまでも社会的インフラづくりで、むしろコストセンターですが、そのプラットフォームを活用して、収益事業を展開することは可能にしたいと思います。
そうしないと持続できませんので。

またご案内させてもらいますが、参加ご希望の方はご連絡ください。
勝手な報告になってしまいました。
お許しください。


  

 

 

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