■節子への挽歌4573:スカスカの生活
節子
今日は完全在宅でした.
テレワークではないですが、ほぼパソコンに向かっていました。
改めて思ったのは、コロナウイルスのおかげで、みんなの生活スタイルは大きく変わっていくだろうということです。
時間感覚も大きく変わるでしょう。
少なくとも私の場合は、2か月ほど前から、時間密度がスカスカになってしまい、緊張感がなくなってきてしまいました。
これになれるには、かなり大変そうです。
時間がたっぷりあると先送り志向が強まるというのが、これまでの私の傾向でしたが、まさに今そういう状況になってきています。
困ったものです。
節子が元気だったころにもし、こんな状況が生まれたら、きっと豊かな時間を過ごせたでしょう。
あの頃は、いつも時間に追われていたような気もします。
少なくとも私はそうで、節子はいつも、私のことをワーカーホリックと思っていたでしょう。ともかく、仕事が好きでしたから。少しでも時間ができれば、パソコンの前に座っていました。
しかし、いまはたっぷり時間があっても、パソコンの前には長くはいられません。
今日はめずらしくかなりの時間をパソコンの前で過ごしましたが、それはやることがなかったからであって、何かお目当てがあったわけではありません。
いろんな人が、動画や情報サイトを紹介してくれますが、そうしたものには正直、あまり食指は動きません。
一般的に流れている情報は、あまりに退屈ですし、それを知って何かが変わるわけでもありません。
しかし、今日はちょっと共感できる小論に出合い、読ませてもらいました。
時評編に書いた、藤原辰史さんの「パンデミックを生きる指針」です。
とても共感できる内容でしたので、FBやメーリングリストで紹介させてもらいました。
そうしたらこれもまた意外な人からメールが届いたりしました。
みんなやはり時間を持て余しているのかもしれません。
スカスカの時間の生活も、時にはいいようです。
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