■節子への挽歌4570:食卓でのパソコン
節子
穏やかな朝です。
朝起きると、まずはパソコンに向かい、届いているメールやFBのコメントへの返信などに取り組むのですが、今日はリビングに降りてきて、一人で早々と朝食を食べてしまいました。
いつもは7時ころにユカと一緒にしているのですが。
そのまま、しばらくボーっと外を眺めていました。
静かです。
リビングからは、手賀沼湖畔沿いの自動車道路が見えるのですが、自動車よりも、犬の散歩やジョギングなどのほうが目に入ります。
自転車も多いです。
そういえば、節子と、朝、一緒に自転車で水の館まで通っていたことがありました。
あれは闘病中だったのでしょうか。
なにしろ過去の記憶の時間軸が混乱しているので、どちらだったかわかりません。
今朝、フェイスブックに私が変わってしまったというコメントが書き込まれていました。
そこに、私がかつて、この挽歌に書いた、いささか過激な言葉がいくつか引用されていました。
そして、あの頃の佐藤さんはどこに行ったのかと詰問されてしまいました。
それを読んで、今朝はパソコンを続ける気がなえてしまい、リビングに降りてきたのですが、食事を終えて、ぼんやりと外を見ているうちに、無上にむなしくなってきました。
そして気持ちを吐き出したくなりました。
最近、友人に直してもらったノートパソコンをリビングで使っているのですが、それを食卓にもってきて、いま食卓でこれを打っています。
そういえば、節子はノートパソコンをダイニングにおいて、時々、不器用に打っていましたね。
それ用の小さなテーブルまで作って。
そのテーブルも今はありません。
ユカが下りてきそうです。
食卓でパソコンをやっていると叱られるでしょう。
とりあえず、少し気分が軽くなりました。
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