■問題のすり替えに注意
新型コロナのことがだいぶわかってきたように思います。
相手がわかれば、対応策もいろいろ考えられます。
しかし問題のとらえ方を間違ってしまうと対応策もわからなくなりかねません。
たとえば、「生活の平安」のための「感染防止」が「接触回避」になり、さらには「外出自粛」になってしまうと、そもそもの問題さえ見えなくなります。
コロナには感染しなくても、健康を害したり、生活が不安になったりしている人は少なくありません。
困ったものです。
問題のすり替えをしたくなるのは人の常ですが、ルールの読み替えをしてしまうのも、人の常です。
私たちは、憲法の読み替えを見過ごしてきましたが、それは問題が直接自分につながらないと思っていたからでしょう。しかし、今回、PCR検査の条件ルールを読み替えることは自分につながっていました。しかも、そのルールのおかげで死者まで出てしまいました。
ようやくルールの読み替えの恐ろしさに気づいてもいいころでしょう。
これを機会に憲法の読み替え問題も考え直すのがいい。
コロナ危機と違い、戦争は生活と少し距離があるかもしれません。
種苗法も検事の定年延長も、その危機はコロナよりも遠い社会距離を持っているかもしれません。しかし、もしかしたらそれらはみんな同じかもしれません。
そこに気づきたいと思います。
それにしても、誰が誤解していたかさえ、誤解しているような大臣は許せません。
いま大切なことは何なのかを、真剣に考えて、行動したいと改めて思います。
ニューノーマルを決めてもらうような生き方をする人たちの集団には入りたくはありません。ルールは、みんなの豊かな生活のためにあるのであって、誰か特権者のためにあるのではありません。
さて、私にとってのニューノーマルとは何か。
いろいろと考えましたが、いままで通りでいいという結論になりました。
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