■節子への挽歌4612:「困ったものだ」
節子
玄関のバラが満開ですが、庭の花は植え替え時期を間違ったために大事にしていた牡丹や芍薬やイチジクが枯れてしまいました。
まだ肝炎にではないので希望はありますが、どうも今回は無理そうです。
ユカが大事にしていた花まで枯らしてしまいました。
人生はうまくいきません。
こういう時に、私は「困ったものだ」という言葉を使うのだそうです。
自分ではあまり意識していなかったのですが、「困ったものだ」は私の口癖のようです。
昨日もフェイスブックで、ある人がそれを意識して、私へのメッセージに「最近あれもこれもと欲張りになってきました。どうしてでしょうか?困ったものです」と書いたら、すぐに別の人が、「困ったものです=教授は修先生😄です。(爆笑)」と書き込みました。
どうも「困ったものだ」は、私の口癖として受け取られているようです。
人にはみんなそれぞれの口癖があります。
それがその人の記憶につながっていく。
そう思って、最近、逝ってしまった友人のことを思い出すと、確かにそれぞれになんとなく口癖があります。
「俺にはまったくわかんねえ」とサロンの流れを変えてくれた太田さんや「これはいい言葉だ」と自画自賛するようなかたちでメッセージを強調していた蔵原さん。それ俺にそう話す時に顔の表情も含めて思い出されます。
ところで節子の口癖は何だったのでしょうか。
思い出せそうで思い出せない。
いろんな表情の節子を思い出せるのですが、なぜか節子の言葉が聞こえてこない。
本当に、困ったものです。
後で娘たちに訊いてみようと思います。
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