■第2回「新型コロナウイルスとどう付き合うか」報告
細菌学者の益田さんの「新型コロナウイルスとどう付き合うか」は、1回目が定員オーバーだったため、もう一度開催してもらいました。
今回は、参加者の要望で「ウイルス変異」の話題から入りましたが、前回同様、参加者の質問に応じて、対話型で進めてくれました。
益田さんからは、前回話題になった「濃厚感染」と「少量感染」の話も出て、そこからワクチンや抗体の話に広がり、どうしたら落ち着くのかという話に展開しました。
私の生半可な知識での内容紹介は危険ですので、前回同様省略させてもらい、今回も私の感想を書かせてもらいます。
私はますます新型コロナウイルスに同情的になりました。
長年の住家(環境)から旅に出ることになり、新しい宿主になってもらえそうな人間との付き合い方がわからずに、失敗を重ねているうちに、すっかり悪者にされてしまっている新型コロナに、私がこれまで関わってきたさまざまな問題が重なってしまうのです。
ウイルスは敵でワクチンは味方というような感覚を、私たちは持ちがちですが、そもそもその感覚が間違っているような気がします。
そういう思いに呪縛されると、どうしても思考が偏ってしまう。
ウイルスは敵でも味方でもなく、ただ人間とは別の存在物であって、彼らは別に感染させようという意図があるわけではありません。
益田さんも「感染」と「感染する」とは同じではないというような指摘をされていた気がしますが、私も全くそう思います。また、「変異」とか「進化」とかいう言葉も、思考を呪縛します。そうした「言葉」の使い方で、見え方は全く変わってしまう。
益田さんの話を聞いていて、コロナウイルスがだいぶわかってきました。
いや、正確には、わかったような気がしてきたと言うべきでしょうが、でも付き合い方をそれなりに決めることができるような気がしてきました。
相手のことがわかれば、付き合い方もわかってくる。
まあ時には、相手を誤解して裏切られることもあるわけですが、そんなことは人生にはよくあることです。
結局、コロナウイルスとの付き合い方を考えるとは、自らの生き方を考える事なのだと、改めて気づかせてもらいました。益田さんには大感謝ですが、相変わらず何も理解できていないと叱られるかもしれません。
ところで、益田さんにはまた時々、ウイルス談義をしに来てもらうようにしたいと思います。またきちんとした講座型のサロンも、コロナ騒ぎがもう少し落ち着いたら開始する予定です。
おかしな報告ですみません。
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