■「思い込み」から解放されないと事実は見えてきませんが
昨日の報道1930で、北大の豊嶋教授が唾液を使ったPCR検査の話をしていましたが、その時に、人間というのは思い込みに基づいて行動するので、唾液からの検体採取は思いつかなかったが、新型コロナの特性を考えると、そう考える理由はいろいろとあったというような話をしていました。
その話が、とても印象的でした。
私のようなまったくの素人になると、味覚障害の話が出た時に、唾液からの検体検出でいいのではないかとすぐ思いつきます。
でも専門家はそんな馬鹿な発想はすぐに否定されるのでしょう。
しかし、この方法でPCR検査はかなり状況が変わるでしょう。
PCR検査への姿勢もようやく変わりつつあります。
3か月もかかわりましたが、これも知識なしに素直に考えれば当然の話です。
クラスターにこだわり続けたのも、思い込みに呪縛された結果でしょう。
PCR検査がきちんと行われれば、コロナ感染の実態も見えだしてきて、「思い込み」による政策も「思い込み」からのコメントもなくなっていくでしょう。
コロナ危機の実態も見えてきて、私もストレスから解放されるかもしれません。
ともかく今は、新型コロナウイルスの感染の広がりの実態が全くわからないのに、それを気にする人が少なく、事実を確認せずに、「外出自粛」とか「8割接触削減」とか、いい加減な言葉に盲従している友人知人とかが多いのが寂しいです。
しかし、私自身も、たくさんの「思い込み」で事実をきちんと見ていないことが多いのでしょう。
幸いに認知力や記憶力も低下してきているので、思い込みからも自由になれそうなはずですが、なぜか思い込みというのはなかなか私を解放してくれません。
いやむしろ、時に「思い込み」がますます強くなっていると娘からは言われだしていますし。
気をつけないといけません。
思い込みから自由になれ、とコロナに教えられたような気が、最近しています。
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