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2020/06/01

■湯島サロン「民主主義の危機と希望」報告

新型コロナ騒ぎから見えてきた、日本の「民主主義の危機と希望」をテーマにしたサロンには、13人の参加がありました。

Demosalon202005
最初に、参加者一人ひとりから、それぞれが実感している「危機と希望」を自由に話してもらい、それを踏まえて自由に話し合いを行いました。
まさに生活感覚からのさまざまなことが出されましたが、みなさんに共通していたのは、たとえば、人が分断されてきたという現実を通して、逆に人のつながりの大切さへの意識が強まったというように、同じ事象の中に「危険」と「希望」を感じているということでした。

また、これまで見えていなかったことがいろいろと見えてきたり、事の本質に気づかされたり、さまざまな問題や無駄に気付かされたという点も多くの人に共通していました。

監視社会や管理社会、あるいは分断社会、さらには隣人関係などのトラブルなどの話も出ましたが、そうした中から、改めて社会への関心の高まりが読み取れるといえるかもしれません。

社会や政治などに目を向ける余裕が全くなくなってしまうほどの危機状況に置かれた人も増えているという話も出ましたが、それこそがちょっとした仕組みやきっかけで生活と社会がつながる状況が生まれ出しているとも言えるように思います。

一言で括れば、個人の尊厳を尊重し合い、一人ひとりが主役になって社会を豊かにしていくという民主主義の理念から外れた現状が見えてきたと言えるかもしれません。
不都合な現実が露呈されれば、当然に、その問題を解決しようという動きが引き起こされるでしょうから、まさに「危機」は「希望」につながります。しかし、放置していてはつながりません。大切なのは、危機を希望につなげていくことです。つまり、私たち一人ひとりの生き方ということです。

黒川前検事長に関する芸能人らの動きも希望のひとつだという話になりました。
市民がおかしいことをおかしいと言えば、社会は変わるのだということをみんなが実感したということです。同じ時期に起こったSNSでの中傷による木村花さんの自殺の話も出ましたが、良くも悪くも大きな力を持つSNSに、私たち一人ひとりがどう向き合うかは、民主主義にとっても大きな課題であることが明らかになりました。言い換えれば、SNSから逃げることはできないということです、そうであれば、SNSの対象ではなく、主役にならなければいけない。
同じように、テレワークもまた両刃の剣かもしれません。

こう考えていくと、いまは私たち一人ひとりの行動が、この先の社会のあり方に大きな影響を与えるということです。与えられた民主主義の中で生きてきた私たちにとっては、絶好の機会かもしれません。

話し合いの後、監視社会のベクトルを逆転させる時期に来ているという話を少しさせてもらいました。

民主主義は時代と共に大きく変わってきています。
民主主義の理念をベースに憲法ができ、それに従って代議制による民主的な政治体制がつくられ、理念と現実のズレを埋めるためにさまざまな努力が重ねられてきています。
これまでの流れは大きく言えば、代表民主主義の欠陥を正し、参加民主主義の要素を増やしていくという流れでしたが、それに合わせて、政府を監視し、その暴走を阻止する「対抗民主主義」が、改めて大切になってきています。そこから、与えられた民主主義とは違う、自らが創りだす民主主義が生まれてくるかもしれません。

「対抗民主主義」とは、一言で言えば、主権を託した政府をしっかりと監視していくということです。具体的に言えば、監視される国民から、監視する国民へと、私たちは変わらなければいけない。
政府から提案された「新しい生活様式」に合わせて、生活を自粛したり、相互監視し合うのではなく、「新しい政治様式」を働きかけ、政府の行動を自粛させ、政府や行政を監視するというように、発想を逆転させることが求められているのではないか。

そしてそれが可能になってきているのではないか。
もしそうであれば、それぞれができることを考え、動き出そうというのが、今回のサロンの、私の勝手な結論です。
実際に具体的な活動の話もいくつか出ていたと思います。

コロナ騒ぎで、日本の社会は良くなるのかどうかに関しては、誰もはっきりと答えられませんでしたが、良くしていかなければいけません。

このテーマにそったサロンは6月もやろうと思います。
問題提起したいという方がいたらご連絡ください。

サロンで配布したメモがありますので、添付しました。

Demo20200531

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