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2020/06/29

■湯島サロン「山本太郎さんの都知事選立候補から政治を考える」報告

久しぶりに湯島のサロンが人であふれました。
「山本太郎さんの都知事選立候補から政治を考える」のサロンです。
事前の申し込みは10人ほどだったはずですが、ふたを開けたら、16人のサロンになりました。
山本太郎さんの積極的支持者は半分くらいで、なかにはほかの候補者のボランティア活動に取り組んでいる人もいましたし、山本太郎の都知事選立候補に反対の人も複数いました。誰でもいいと言う人もいましたし、これまで選挙に一度も行ったことがないという20代の若者もいました。
山本太郎さんの街頭演説を聴いて、チラシを持ってきてくれた人もいますし、サロン終了後、街頭演説を聴きに行く人もいました。山本太郎さんとの距離感はさまざまでした。

予定していた2時間半(いつもよりも長くしました)、いろんな話題が出ました。
参加者もさまざまで、企業の社長や世界を舞台にして活動しているフリーランスのビジネスマンもいる一方、世捨て人に近い人もブラックともいえる仕事環境で働いている人もいました。世代も20代から70代と幅広かったです。ただ、女性たち、特に子どもを持つ母親の参加がなかったのは残念でした。

ちなみに、投票権を持っている都民は半分くらいでした。有機農業に取り組んでいる人は、忙しい農繁期にもかかわらず埼玉から出かけてきました(実はフェイスブックへの彼女のコメントでこのサロンを開催しました)。
都知事に誰がなるかは、国政にも影響があるという認識は少し強まっているのかもしれません。私は、国-都道府県-市町村というピラミッド構造(上下関係)を変えないと政治は変わらないと思っていますので、ちょっとうれしいです。

山本太郎さんの都知事選立候補にあまり意味を感じていない人も少なくありません。
しかしこういうサロンを呼びかけたら、これだけの人が集まり、活発な議論が行われる。そのことだけでも私は大きな意味を感じます。
しかし、参加者の周りで、こういう話し合いが行われているかとお聞きしたのですが、あまり行われてはいないようです。1968年のころとは違うようです。いや日本だけが違っているのかもしれません。であればこそ、どんどん話題にしていきたいです。

話の内容は一切省略しますが、山本太郎さんへの共感もあれば、批判もありました。
一度も選挙に行ったことがない若者から、参加者に「政治に関心を持った契機は何か」という問いかけがなされました。その質問自体が理解しにくい、生活と政治はつながっていて、政治は生活と共にあった、というような話をした世代的に私と近い参加者もありました(私の感覚もそれに近い)が、ちょっと若い世代になると、この質問の意味はよくわかるようです。そこに「政治」の捉え方の違いを感じました。

最後に、私が考える「政治のベクトル転回」の話を少しだけさせてもらいました。
山本太郎の立候補は、政治家の政治から生活者の政治に政治の捉え方を変えるチャンスではないかと私は思っています。そろそろ政治家による「国会内での政治」ではない、生活そのものにつながったみんなの政治にしていきたいと願っています。
できれば、次回の民主主義サロンは、それをテーマにしようかと思います。
その頃には山本太郎都知事が誕生しているかもしれませんし。
しかしどうもそれを確信している人はそう多くないことを思い知らされました。
私は「念ずれば通ずる」と思って生きていますので、今なお確信はしていますが。

山本太郎さんの精力的な街頭演説はつづいていて、毎回ユーチューブで流れています。
昨日、私は動画ウォッチパーティというのに参加しました。
一緒に話を聴いている人が画面に出てきますし、途中でコメントも書き込めます。私は別に連絡しなかったのに、10人を超す友人が同時に中継を視聴してくれました。なかには意外な人もいました。
コメントには知らない人が反応してくれました。

いい時代の到来を確信しています。

Yamamototaro20200628

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