■節子への挽歌4695:娘の入院
節子
ユカが入院しました。
したがって、これからしばらくは一人での生活です。
食事に関しては、1週間ほどは準備していってくれましたので、餓死はしないでしょうが、それ以上長引くとどうなりますことか。
病院には付き添いませんでしたが、友人の病院にはいくのに娘の入院には付き添わないのかとユカから言われました。
もちろんユカが来なくていいと言ったからなのですが。
来週の月曜日は手術ですので、その日は行きます。
病院に行ったユカからは、コロナで病室にも入れないので、来ないで正解だったとメールが来ました。
これからしばらく一人かと思うと、なんだか気が抜けます。
あいかわらず課題は山積なのですが、ますますやる気が起きなさそうです。
ちなみに正午になっても食事をする気分になりません。
一人で生きていくことに、私は全く慣れていないのです。
最近、時々、死への不安を感ずることがあります。
といっても、死ぬことへの不安ではなく、死なないことへの不安です。
先日も、友人を見舞ったときに、早く逝く人は幸せだと思いました。
今回、娘は大丈夫でしょうが、しかし、何が起こるかはわかりません。
そういう思いをするだけでも、長生きはしたくないものです。
節子を見送った時のような思いは2度としたくはありません。
今回は1週間ほどの一人生活です。
次女家族も近くにいるので、そう孤独ではありません。
その気になれば、会える友人もいます。
食べるものがなくなったら、ご馳走してくれる友人もいるでしょう。
しかし、何となく、長生きして一人残された疑似体験のような気がしています。
最近、いろんな意味で気が弱くなっているのかもしれません。
一番の問題は、生活力がないことかもしれません。
節子はいつもそれを心配していました。
長生きは、決して幸せにはつながりません。
困ったものです。
| 固定リンク
「妻への挽歌20」カテゴリの記事
- ■節子への挽歌5354:「畑に行かない券」のプレゼント(2022.05.30)
- ■節子への挽歌5353:81歳まできてしまいました(2022.05.30)
- ■節子への挽歌5352:落ちてきたひな鳥(2022.05.27)
- ■節子への挽歌5351:畑に2回も行きました(2022.05.26)
- ■節子への挽歌5350:元気がだいぶ戻りました(2022.05.25)
コメント