■都知事選の結果に思うこと
都知事選が終わりました。
一晩開けて、改めて失望感がわいてきました。
新しい風は起こりませんでした。
政治状況を変えるには、新しい風が不可欠です。
論理や戦略では状況は変わりません。
状況を変えるのは呪縛された「知性」ではなく、新しい「知性」です。
状況が変わるときには、これまでの知性や権力やメディアは重しになります。
今回、それを改めて確認しました。
終わった知性やシステムが、これほどに社会を支配しているかと思い知らされました。
彼らは重しになりこそすれ、新しい風は起こさないでしょう。
もし新しい風が起こるとすれば、知の周辺からであり、山を動かすのは山を支えている無数の生活者です。
今回は、その風を起こすトリックスター役が山本太郎さんでした。
これまでの政党政治の殻を破る可能性がありましたが、コロナとマスコミの力が風が起こるのを防ぎました。
みんな現状継続を選びました。
たしかに現状を維持すれば、ほどほどの安定は得られるかもしれません。
しかし、私にはもっとたしかな「安定」がほしかった。
生きている「安定」が。
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