■節子への挽歌4703:信頼できる友が一挙に大勢いなくなった気分
節子
本は読み終えましたが、畑には行きそびれました。
今度は児童虐待と離婚の相談ですが、コロナ騒ぎはいろんな問題を可視化してきているようです。
ところで相変わらずコロナ感染者は増えています。
そのせいか、相変わらずテレビは新型コロナ話題で持ちきりです。
日本の国民は、ほぼみんな主体的に考えることをしなくなり、消費者や労働者として、金銭経済の末端部品になってしまったようです。
生活がなくなったと言ってもいいでしょう。
久しぶりに電話をすると、コロナが心配であまり出かねないようにしているという人が多いのです。
今日も節子の滋賀の生家に電話しましたが、コロナが心配で家にいると言っていました。
しかし、その一方で補助金が出ると言って旅行を勧める政府の呼びかけで、旅行に出かける人もいます。
コロナへの不安よりも、どうも金銭が優先する人も増えているようです。
相変わらず補助金をもらう勧めも盛んです。
多くの人はもう権力者の言うがままになってしまったような感があります。
こんな社会でどう生きたらいいのでしょうか。
困ったものです。
そんな状況の中で、「力なき者たちの力」を読みました。
出来ることをやらないといけないと思いなおしました。
その本に、こんな文書が出ていました。
理論的な概念を具体的な人間の生活よりも上に見ている人たちには、人間の新たな隷属化という潜在的な危険性がある。
昨今の「反体制派」の「知識人」は、まさにそういう状況に陥っているような気がしました。
それが最近の私の一番の落ち込みの原因かもしれません。
信頼できる友が一挙に大勢いなくなった。
いやそれよりも、私もまた同じように、私でなくなってきているのかもしれません。
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