■節子への挽歌4678:死に方の問題
節子
入院中の友人の主治医からの電話はありませんでした。
状況が急変したら電話するということになっていました。
まずは切り抜けられたようです。
それで、彼の友人知人に状況を報告しました。
まったく知らなかった人もいるでしょうから、驚いたかもしれません。
この話をフェイスブックに書いたら、みんなも心配してくれて、奇跡が起こるのを祈ってくれた人も少なくありません。
感謝しなければいけません。
人の祈りは必ず効果を生みだすでしょう。
山を越えたのはよかったけれど、この先が心配ですねと連絡してきてくれた人もいます。
しかし、先はあまり心配していません。
この歳になると(彼も同年齢です)死は全く問題なく、死に方だけが問題なのです。
特に、突然の死は耐えられません。
一時期、PPK(ピンピンコロリ)という言葉が流行りましたが、私には実に迷惑な死に方だと思っています。
突然の死は本人には苦痛がないかもしれませんが、遺された人への衝撃ははかりしれません。
それに本人にとっても、身体的にはともかく、あまりにも無念なことでしょう。
別れには、ある程度の時間が大切です。
彼との現世での付き合いも、あと1か月程度かもしれません。
先に行く方はいいですが、こういう場合、いつも残る方が気持ちがなかなか整理できないものです。
最後まで笑って話し合えるようにしたいと思っています。
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