■節子への挽歌4734:東寺の風信香
節子
お盆で節子が帰宅していた時に、仏壇の線香が変わりました。
節子は気づいたでしょうか。
今年初めにユカと一緒に京都の東寺に行っていた時に買ってきた「風信香」です。
選んだのはユカですが、私好みの、したがって節子好みの、いい香りです。
風信香は、東寺を建てた空海が、比叡山の最澄に出した書簡「風信帖」のなかに出てくる、お香の贈り物に感謝している文章から名づけられた、東寺に伝来するお香だそうです。
とてもいい香りです。
今まで使っていたお香は、たしか京都清水寺のものでしたが、趣がまったく違います。
私の一日は、朝起きて、まずは節子に挨拶し、お香を点じて般若心経(の要約)をあげることから始まります。
最近は、その後、テレビ体操を10分するのですが、このパターンが定着してもう1か月以上たちます。
テレビ体操の間中、風信香のいい香りに包まれます。
心が少しやすまります。
そこから本当は庭の花に水をやり、そこからコーヒーを飲んで朝食というのが目指すところですが、庭の花への水やりはなかなか定着しません。
根が至って怠惰ですから、どうもそうした地道な行動は身につかないのです。
しかも最近のコロナ騒ぎで、その怠惰さが増長してしまいました。
水をやらないと枯れてしまうと思いながらも、暑いとついさぼってしまう。
困ったものです。
でもまあ朝の線香も変わったことです。
少し気を引き締めて、生活態度を変えないといけません。
今日は4時半に目が覚めてしまい、5時からパソコンをやってしまいました。
朝はまだ涼しくて、これなら畑に行っても大丈夫ですが、眠気がまだとれず、もう一度寝たい気分になってきました。
しかし、たぶんもう眠れないでしょう。
朝の気分を楽しみながら久しぶりに生豆からのコーヒーを楽しんでみようと思います。
畑に行くとまた草刈りに埋没してしまいそうですので。
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