■安倍さんには辞任してほしくはありませんでした
安倍首相が辞意を固めました。
安倍首相の退陣を求めていた人の反応があまり聞こえてこないのが不思議です。
どこかで祝杯をあげているのかもしれませんが、安倍首相が辞めたところで、私にとってはたぶん状況は変わらないでしょう。
そのことは、数年前の民主党政権が成立した時に学びました。
湯島のサロンでも時々話題になっていましたが、問題は安倍首相にあるのではなく、安倍首相のような人が長く首長の座を占め続けられる政治体制(システム)なのだろうと思います。
もちろん、その「システム」を構成している重要な要素のひとつは私たち国民です。
そして政治の構造原理は、システム対個人へとパラダイムシフトしています。
たぶん首相が安倍さんから石破さんに変わっても、さらには枝野さんや志位さんに変わっても、いまのシステムからは抜け出せないでしょう。そこに「個人」起点の発想がないからです。
ますますシステム自体が主役になっていく不安を感じます。
安倍さんには辞任してほしくはありませんでした。
これですべてが免責されるような気配もあります。
政党政治はもう終わりにしてほしいです。
| 固定リンク
「政治時評」カテゴリの記事
- ■湯島サロン「市会議員選挙に立候補して考えたこと」報告(2023.02.01)
- ■国家の安全保障のために政府には「機密」があってもいい、という「常識」(2023.01.26)
- ■「嘘つきは政治家のはじまり」にしてはいけません (2023.01.26)
- ■国会議員ローテーション制度に賛成します(2023.01.17)
- ■戦争をやめさせたいのであれば、戦争をつづける人に加担すべきではない(2022.12.22)
コメント