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2020/09/07

■節子への挽歌4754:バカであっては生きる価値がないが、バカでないと生きられない

節子

時評編で報告しましたが、昨日、湯島で「安倍首相辞任表明で思うこと」をテーマにサロンをやりました。
12人の参加者があり、予定を超えて話し合いがつづきました。
しかし、報告に書いたように、空しさだけが残りました。
安倍首相の人気も上昇し、安倍さんが「かわいい」という若者にも昨日、会いました。サロンで、ではありません。
こんな人たちと同じ時代を生きていると思うだけで、元気が失われそうです。

テレビの報道番組やわけのわからないコメンテーターやタレントの発言を聞くとますます嫌気がさすので、最近はテレビではドラマや映画しか見ないようにしています。
しかし、そうしたところでもまた、腹立たしい話が多いのです。
汚染された組織、独りよがりの正義感、上司の指示で動く隷従者、ばかげたルール…。

そしてフェイスブックを読むと、さらに馬鹿げた話ばかりです。
かつて大宅壮一が「一億総白痴化」という言葉を使いましたが、まさに現在の日本国民はそういってもいい気がします。

身体的には調子は戻ってきましたが、そんなわけで気分的には相変わらず元気になれません。
サロンをやるたびに、空しさも増えてくる。
自分がどんどん社会から脱落してきているのを思い知らされるのは、あんまり気分のいいことではありません。

今日はついつい2つのテレビドラマ(2時間モノのサスペンスドラマ)と2本に映画(「片目のジャック」と「オデッサ・ファイル))を観てしまいました。
バカでないと生きられない。しかし、バカであっては生きる価値がない。
そんなことを感じた1日でした。

念のために言えば、ここでの「バカ」は悪い意味で使っています。

 

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