■節子への挽歌4759:「コモンズ」意識
節子
昨日のサロンには9人の人が参加しました。
みんな比較的よく参加してくれるメンバーです。
しかし、考えてみると、節子がいた頃のサロンに参加していた人はほとんどいません。
以前のサロンと違い、最近のサロンは土日開催がほとんどです。
ということは、わざわざサロンのために出てきてくれるのです。
しかも多くの人が参加費として会費まで負担してです。
以前は、会社帰りにビールや軽食を食べようというような人もいたでしょう。
平日の夜の開催で、会費はなかったですし、節子がビールや軽食をいつも用意していたからです。
今では逆にお菓子を持ってきてくれる人もいますし、会費も時にワンコイン以上をれている人もいます。
忘れる人も多いのですが、督促もしないのに次の時に入れている人もいるようです。
サロンが終わるといまは参加者が自発的に後片付けをしてくれます。
私が頼んだわけではありません。
なかには早目に来て、用意したりトイレの掃除をしたりして来る人もいます。
実に不思議です。
椅子が古くなって壊れだしたのですが、それでは寄付しようという人まで出てきました。
見積もったら40万円もかかったので、さすがに辞退させてもらいましたが、自然とここはみんなで維持しようという「コモンズ」意識が生まれだしているのがとてもうれしいです。
湯島は実に不思議な世界です。
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