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2020/10/12

■利便性ともろさとはコインの表裏

昨日、我孫子で電車の乗ろうとしたらカードが使えません。
カードのICが壊れていたのです。
幸いにポケットに1000円札が1枚あったので何とか湯島に行けました。
カード会社に電話したら、やはりICが壊れているようで、再発行してもらうことになりました。

私はいつも現金をほとんど持ち歩きません。
お金が必要な場合は、スイカとクレジットカードで対応しています。
電車は基本的に回数券です。
ところがその回数券もカードと同じケースに入れて持ち歩いているのですが、2週間前にすべて磁気がダメになって使えなくなってしまいました。
たぶん同じ理由でカードもダメになったのでしょう。
どこかで強力な磁気を受けたのかもしれません。

昨日はたまたまポケットにお金が入っていたので、何とか電車に乗れましたが、カードでの買い物はできませんでした。
便利な社会での生活の基盤のもろさというか不安定さを改めて知りました。

お金を持たずに生きていけるので、私にはとてもカードは便利です。
しかしこうしたことが起こると途端に動きが取れなくなります。
便利な社会は、同時に不安定な、あるいは管理されている社会でもあることを改めて思い知らされました。

今回は事故でしたが、もしだれかが操作したら、私の利便性に富んだ生活は一瞬にして壊れるわけです。
むかし、サンドラ・ブロック主演の「インターネット」という映画がありました。コンピューターによる世界支配を画策しているグループによって、個人データを改ざんされ、カード類は一切利用できなくなってしまう話です。
利便性はもろさと裏表の関係なのです。
利便性の追求は、自らの生活を誰かにゆだねる生活でもあるわけです。

昨今のマスク社会を、なんとまあみんな主体性のない情けない生活に成り下がっていることかと冷ややかな目で私は見ていましたが、どうも私自身も同じようなみじめな存在になってしまっているようです。気をつけなくてはいけません。

これを機会にカードを止める選択もあるのですが、まあ注意して使えばいいだろうということにしました。こうやって人はみんな堕落していくのでしょう。
昨日のサロンでも、利便性や生産性の追求には問題があると話してしまった気がしますが、私もすでにその魔力に引き込まれてしまっているようです。
困ったものです。

 

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