■土曜サロン「最近の政治に思うこと~何かできることはないだろうか」のご案内
コロナ騒ぎにみんなの目が向けられているなかで、日本の政治は、どんどん国民の手の届かぬ方に進んでいるような不安があります。しかも、国民は政府の意向にますます従順になっているような気もします。そのために、大量な「国費」がばらまかれているのも不快ですが、自分がもらえるとなると、ついついもらってしまうのも情けない気がして自己嫌悪に陥りがちです。
これまでの外出自粛やマスク着用の広がりには驚いていましたが、Go To政策によってにわかにみんな動き出したのにはもっと驚きました。私はコロナウイルス感染が怖くて、外出自粛やマスクを着用しているのかとばかり思っていましたが、どうもそうではなかったようです。
Go Toトラベルにみる政府の朝令暮改のひどさには、政府への信頼をますます失いますが、国民の多くはその政府を信頼しているようで、相変わらずの高い政権支持率です。日本人は、朝三暮四に喜んでいたサルたちの仲間になってしまったようです。
最近の学術会議任命拒否問題への国民の反応はナチス時代のニーメラー牧師の嘆きを思い出させます。丸山眞男「現代における人間と政治」に紹介されている有名な話ですが、ナチスがドイツを覆った時に、ニーメラーはこう後悔したそうです。
ナチスが共産主義者を襲ったとき、自分は少し不安だったが、共産主義者ではなかったので何も行動に出なかった。次にナチスは社会主義者を攻撃した。自分はさらに不安を感じたが、社会主義者ではなかったから何も行動に出なかった。それからナチスは学校、新聞、ユダヤ人などをどんどん攻撃し、そのたび自分の不安は増したが、なおも行動に出ることはなかった。それからナチスは教会を攻撃した。自分は牧師であった。そこで自分は行動に出たが、そのときはすでに手遅れだった。
ニーメラーの二の舞は踏みたくないものです。
手遅れにならないうちに、何か行動したいと思いますが、どうしたらいいか、よくわからない。
みなさんの知恵をぜひお聞きしたいと思い、今度の土曜サロンのテーマを「最近の政治に思うこと~何かできることはないだろうか」にさせてもらいました。
みなさんの参加をお待ちします。
〇日時:2020年10月24日(土曜日)午後2時~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「最近の政治に思うこと~何かできることはないだろうか」
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)
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