■節子への挽歌4794:総持寺の千手観音
節子
上野の不忍池の近くのびわ湖長浜KANNON HAUSEが今月で閉館になります。
最近、コロナ禍で休館していたので、しばらく行っていなかったのですが、6月から再開しているのに気づかず、ずっと行っていなかったのですが、つい最近、今月で閉館されることを知りました。
閉館を知ってか、混んでいて、入場制限もあって、少しだけ待たされました。
今回の観音様は、長浜宮司町にある総持寺の千手観音でした。
総持寺は訪ねて事のないお寺ですが、素晴らしい観音でした。
節子に会わせたかったです。
12世紀の作らしいですが、容姿容貌が素晴らしく、また手の持ち物もしっかりと残っていて、感心しました。
正面で低姿勢になって、顔を見つめると、目があった気がしました。
少しだけ話をしました。
もしまた滋賀に行ったら、ぜひこの寺に行きたくなりました。
よそ行きでない素直な表情に会いたいからです。
開館時間が1時間遅くなっていたため時間があったので、久しぶりに寛永寺に立ち寄りました。そして節子とよく歩いた不忍池のほとりの骨董市をよくやっていた道を少し歩きました。
あの頃は、時間がたっぷりありました。
にもかかわらず、いま思えば、なんと無駄な使い方をしていたことか。
恐らくいつかまた、いまの生き方に関してもそう思うのでしょう。
そんなことを考えながら、観音様に会った後、一人で湯島のオフィスまで歩きました。
この散歩道は、節子と一緒に歩いた時とほとんど変わっていません。
湯島天神に挨拶して、オフィスに行きましたが、何やら尋常でないほどの疲労感に襲われました。
最近、体力が大きく落ちているのがわかります。
困ったものですが。
| 固定リンク
「妻への挽歌20」カテゴリの記事
- ■節子への挽歌5354:「畑に行かない券」のプレゼント(2022.05.30)
- ■節子への挽歌5353:81歳まできてしまいました(2022.05.30)
- ■節子への挽歌5352:落ちてきたひな鳥(2022.05.27)
- ■節子への挽歌5351:畑に2回も行きました(2022.05.26)
- ■節子への挽歌5350:元気がだいぶ戻りました(2022.05.25)
コメント