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2020/10/31

■節子への挽歌4799:遅れてやって来た読書の秋

節子

また少し挽歌を書き損ねてきました。
ちょっといろんなことに巻き込まれていたのと読書にはまってしまっていました。

読書した本は数冊ありますが、ダニエル・デフォーの「新訳ペスト」と碧海寿広の「科学化する仏教」、井出英策の「欲望の経済を終わらせる」、そしてスラヴォイ・ジジェクの「パンデミック」です。図書館に予約していた本が一斉に届いてしまったのです。
図書館から借りた本は1週間以内に返却するというのが私のルールなのです。
もっとも家は改装中でなかなか落ち着かず、夜中に目が覚めたときに読んだり、病院の検査の待ち時間に読んだりですので、日中はパソコンにも向かっていたので挽歌が懸けなかった理由にはなりませんが。

デフォーの「ペスト」はまさにいま日本で起こっていることにつながることが多く、面白かったですし、「科学化する仏教」は軽い感じで読みだしましたが、とても共感でいました。

本というのは不思議なもので、私の経験では、「読むべき時」に不思議と向こうからやってくるのです。
図書館に予約していたのは、井出さんの「欲望の経済を終わらせる」だけだったのですが、借りに行ったら、新書の棚にほかの3冊が並んでいたのです。気楽に借りてきたのですが、いまの私の関心事にしっかりと重なったのです。

しばらくあまり本を読む気にならなかったのですが、また読めるようになりました。
と言うか、読書欲がまた高まってきました。
読書の秋が、ちょっと遅れてやって来た感じです。
まだ1冊、「海からみた日本の古代」が残っています。明日にでも読もうと思います。

 

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