■世界はオートポイエティックなコモンズ型プラットフ
山口県では、プロボノ活動の受入を希望する県民活動団体の活動や、プロボノワーカーと団体とのマッチングを支援し、地域課題解決のための協働体制の構築を推進しています。
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たまたま私の友人が取り組んでいる「仁徳地域商会」活動がその対象になったこともあり、私も参加させてもらっています。
一昨日はその2回目のzoomミーティングでした。
主なテーマは「プラットフォーム」づくり。
ちょうどいま私たちが取り組んでいる我孫子の「まちづくり編集会議」も、新しいプラットフォームだと私は考えています。
この30年ほど、各地や地元での地域活動に取り組んできて、私自身行き着いたところが、自然と育っていく、いわばオートポイエティックなコモンズ型のプラットフォームなのですが、私がそこに行き着いた経緯も含めて、昨日のzoomミーティングではいまの私たちの我孫子の活動の個人的な経過報告もさせてもらいました。
昨日、その我孫子の活動の一環として、2回目のイベントをやったのですが、改めてその方向性に確信を持てました。
しかし、いわゆる「まちづくりの専門家」や地域で長年活動しているNPO実践者からは、危なっかしく見えていることでしょう、しかし、そうした人たちからの善意のアドバイスや「応援」が、一番の邪魔になりかねないと私は思っています。
時代が変わるということは、「専門家」や「プロ」の人たちが、邪魔をしかねない存在になるということです。企業では1980年代頃から、そういう認識が高まっていて、「成功は失敗の母」(失敗は成功の母ではありません)という言葉さえ一時はよく使われました。
しかし、地域活動や福祉活動では、まだ必ずしもそうはなっていません。
そういう状況では、新しい芽を「応援」する形でつぶしてしまうことは往々にして起こります。
一昨日のzoomミーティングでも、新しい活動に取り組んでいる人から、すでに活動している人から足を引っ張られることはないかというような指摘がありましたが、たしかにそういうことは少なくありません。しかし、本来、過去(現在)を向いているか、未来を向いているかという次元の違いがありますから、対立など起こらないと私は考えています。こちらが気にしなければいいだけの話ですから。
そもそも「次元」が違うのです。しかし実際には、まだまだ「専門家」信仰が残っていますから惑わされる人は多いでしょう。アンラーニングする知性をもっと大切にしたいと思っています。
とても疲れた2日間でした。
ソクラテスの「無知の知」をつい思い出してしまいました。
「知」に呪縛されないように気をつけないといけないと、改めて思います。
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