■節子への挽歌4816:前の自治会会長の記憶がなくなっていた理由
節子
また自治会の会長を引き受けることにしました。
15年に一回、自治会会長役を私たちの班が引き受けることになっているのですが、来年がその年です。
以前、この班が新たにできたときに、私が引き受けさせてもらった関係で、今回も私のところに相談が回ってきたのです。
それで以前の会長役はどんな内容だったかの資料を古いパソコンから見つけ出しました。
幸いにいまわが家には以前使ったパソコンが5台ほど廃棄準備で出てきていたのです。
データは見つかりましたが、それとともに忘れていたことも思い出しました。
会長を引き受けたその年の秋に、節子のがんが再発し、最後の3か月ほど私自身ほとんど会長役ができなかったのです。
辛い1年だったので、いろんな意味で記憶が飛んでしまっていたのです。
だから逆に今回も気楽に引き受けられたのかもしれません。
でもまあ、引き受けた以上は今回ももう戻れません。
いささかの不安が生じてきましたが、人生とはそんなものでしょう。
それに私たちの班はみんないい人ばかりなので、楽しい活動になるはずです。
もし私が途中で死んだら、副会長役の大西さんが引き継いでくれると言っていますし。
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