■節子への挽歌4804:逃亡生活
節子
リフォーム工事はほぼ完了したのですが、新しい空間に合わせて生活をリセットするのはかなり大変です。
それにまだ工事が完全に終わったわけでもなく、昨日は突然ガス工事の人たちがやってきて、配管作業をしていました。
家族数が増えるので、これまでの配管では心配なのだそうですが、節子がいた頃の家族数とあまり変わってはおらず、そんなに消費量が増えるわけでもないと思いますが、まあ専門家の意見に従うのがいいと思いお任せしています。
その費用見積もりが昨日届きましたが、ちょっと驚いています。
さてどうやって工面するか。
私はとても豊かなのですが、お金はほとんど持っていないので、金銭出費の請求が来るとぞっとするのです。困ったものですが。
また娘たちから借金しないといけません。
ガス工事は道路から工事しないといけないそうなので、年内かかりそうですが、何とか2階での生活ができるようにしてくれるそうです。
来週から2階のキチンが使えるようになり、生活は完全に2階に移ります。
2階の倉庫状況を早く解消しなければいけません。
寝室で寝ていても、なにやら逃亡生活のような気がしてしまいます。
しかし不思議なもので、こうした生活も2か月以上続けていると慣れてしまい、逃亡生活もいいものだと思えるようになります。
人間の適応能力は素晴らしいです。
2日間大事をとっていたおかげで、風邪のような症状は回復しました。
2月に京都の錦市場を歩いてから2度目の体調不良ですが、今回は新型コロナとは無縁だったようです。
今日から外出しようと思います。
外出自粛もせずにいますので、コロナ感染には十分に注意しないといけません。
しかし、世間ではまた新型コロナの第3波だと騒がれています。
お金で旅行や外食を勧めておきながら、どう考えても、コロナ不安をあおるのもまた経済的な理由だとしか思えません。みんな消費者としていいように操られているような気がして、気分はあまりよくありません。
こういう人たちと一緒に生きているのが、時に哀しくなりますが、まあいつの時代もこんなものなのでしょう。
というようなことを書いていたら、そうか、いまの私は逃亡生活なのだという気がしてきました。
なにからの逃亡なのか、ちょっとわかるような気もしますが、言葉にするとそれに呪縛されるのでやめておきます。
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