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2020/11/08

■バイデン大統領になってホッとしました

バイデンさんがアメリカの大統領に選ばれました。
テレビ報道ではまだトランプさんが諦めていないとか訴訟で争うとか、盛んに報道されていますが、さすがにそこまでトランプさんもあがくことはないでしょう。

それはそれとして、アメリカの大統領選挙報道をみていると、そこに国民と政治とがつながっているのを感じます。
トランプ支持者にもバイデン支持者にも、政治や政府への信頼感を感じます。

それに比べて、日本の国会での話し合いは、どう考えても国民とつながっていない気がして、見ていてとても寂しい気分です。国民とは全く異質な世界での話し合いにしか見えてきません。
菅首相に、せめてトランプさんのような明確さがあれば、支持するかしないかは別にして、政治への関心ももてるのですが。
菅首相や加藤官房長官の話には、空虚さと心のなさを感じてしまいます。
どうせ嘘を言うのであれば、せめてトランプさんのように潔く嘘をついてほしいとさえ思います。

問題は、個人だけではありません。
政府組織もまた大きな違いを感じます。
アメリカの政府組織と違って、日本の政府組織には人間を感じないのは私だけかもしれませんが、人が見えてこない。私の定義では、組織になっていません。

テレビ報道を見ていて、日本とアメリカでは対立構造が違うことも改めて実感します。
アメリカでは〈バイデンvsトランプ〉ですが、日本は〈政府 vs 国民〉と言う気がします。
この違いはとても大きい。

アメリカでは政策の違いが争点ですが、日本は与党も野党も政策的な違いはあまりわかりません。あるのは政府への不信感のような気がします。
言い換えれば、アメリカでは、政府に対する信頼感がありますが、日本では肝心のそれが失われつつある。それでは政治への関心は生まれようもない。
アメリカの分断と日本の分断の意味はまったく次元を異にしているようにも思います。
もちろん日本の方の分断が陰湿で克服しがたい。

11月13(金曜日)の午後、湯島で久しぶりに茶色の朝サロンを開催します。
よかったらご参加ください。

 

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