■節子への挽歌4808:父親孝行のSさんがうらやましい
節子
また訃報のはがきが届く季節になりました。
この時期は苦手です。
誤解されそうな言い方ですが、高齢者ご本人の死には悲しさは感じないのですが(私も同じ立場なので)、遺された方からの訃報はいつも心に引っ掛かります。
ご本人は悲しくないでしょうが(私の場合からそう考えています)、遺された人は間違いなく悲しく、また少なからず人生は変わるだろうと思っているからです。
最近お会いしていない岐阜のSさんからの訃報のはがきで、99歳のお父上が亡くなられたことを知りました。
近くにお住まいで、毎朝、おふたりでカフェに「モーニング」を食べに行くお話を何回か聞いていました。
その時のSさんの話ぶりが、いつもとてもうらやましかったのを思い出します。
私は父とそういう経験をしたことがなかったからです。
私と違って父はお酒が好きでしたが、父と同居しながらも、お酒嫌いな私は、父と2人でお酒を飲んだこともありません。
見送った後、悔やんだものの、どうしようもありません。
その意味で、Sさんがうらやましかったのです。
Sさんに電話しました。
3日間、電話していますが、つながりません。
お父上がなくなったのは9月ですので、もう四十九日も終わっているはずです。
ちょっと気になっていますが、何事もなければいいのですが。
ちなみに、昨日書いた本の著者とSさんは、直接ではありませんが、つながっています。
それも幾重にも。
人のつながりは不思議です。
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