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2020/11/04

■湯島サロン「資本主義の先に何があるか?」のご案内

先日のサロンで、坪田さんから斎藤幸平さん(大阪市大准教授)の『人新世の「資本論」』(集英社新書)が紹介されました。
33歳の斎藤さんは同書で、「脱成長コミュニズム」を提唱しています。
すべてを市場に委ねるのではなく、水道や電力などを「コモンズ」という社会的な共有領域に設定し、共同管理していこうという提案です。
最近、脱成長経済に関心を持っている坪田さんに、その本の要約を紹介してもらい、改めて「経済成長」について考えてみようということになりました。

日本は戦後ずっと「経済成長至上主義」に基づいて経済運営をしてきましたが、最近ではそれと親和性の高い「新自由主義」が社会を席巻しだし、社会の分断と経済格差の拡大が進んでいます。コロナ禍は、そうした問題を顕在化し、「経済成長」そのものの意味も揺らぎだしています。
湯島のサロンでは、これまでもそういう議論はよくでるのですが、今回は正面から「経済成長」や「資本主義」をテーマに、改めて経済とは何なのかを話し合いたいと思います。

当日は話し合いの前に坪田さんから同書の要約をパワーポイントで紹介してもらいますが、関心のある人は、事前に『人新世の「資本論」』を読んでおいてください。
サロンでは、齊藤さんの提唱する「脱成長コミュニズム」を中心にして、これからの経済のあり方や私たちの生き方について、話し合っていければと思います。
参加者一人ひとりの生き方を問い直す契機になればと思っています。

〇日時:2020年11月28日(土曜日)午後2時~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「資本主義の先に何があるか?」
〇話題提供者:坪田知己さん(文明デザイナー)
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com

 

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