■節子への挽歌4857:お正月料理の買い出し
節子
ユカがおせちを買いに行くというので、荷物持ちに同行しました。
今回は近くのスーパーで間に合わせるそうです。
リフォームと娘家族との同居で、家の中はまだ倉庫状況なので、全員で集まっての食事は中止なのだそうです。
それでも節子の文化を継承して、最小限のおせち料理は用意してくれるでしょう。
では既成の「おせち料理セット」を購入する文化はないのです。
しかし最近はちょっと危うい感じもしますが、今のところ私の希望はかなえられています。
両親と一緒にお正月を祝っていたころは、今から思うと豪華なお膳でした。
豪華という意味は、心を込めて手をかけたという意味です。
大みそかの年越しは、いつも、母や節子は料理作りで紅白など見ている時間はありませんでした。
その記憶が私にはしっかりあるのですが、娘たちにはどのくらいあるのかちょっと心配です。
でもまあ、今のところ、ユカはがんばって料理しています。
もっとも今年は、料理品目は減るようですが。
何しろ来客もなくなり食べる人が少なくなっているからです。
まだ同居していなかった頃、母は正月に来る息子家族のために頑張ってくれましたし、同居後は節子も一緒になって、兄家族を迎える準備をしていました。
両親と同居したのは、兄家族ではなく、私たち家族だったからです。
母は節子がとてもお気に入りでした。
まあ、私の唯一の親孝行は、それだけです。
私が大きく後悔せずにすんでいるのは、節子のおかげです。
お正月は節子がいたころのわが家にとっては、一大イベントだったのです。
だから料理食材の買い出しも、いつも家族総出で出かけました。
しかしもうそういうことはないでしょう。
ちょっと寂しい気がしますが、どうしようもありません。
せめて「無駄遣い」をしようと思って余計なものも買い込んだら、予想外の金額になり、驚きました。
でもまあ、最近はカード払いなので、お金がなくても買えるのです。
まあこれもちょっと不安がないわけではありませんが。
節子のいないお正月も、もう14回目です。
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