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2020/12/07

■節子への挽歌4836:お金に餌付けされた社会

節子

また時間の進み方が速度を増してきているようで、挽歌が追いつきません。
時間の速度は時々変わってしまうので、それに合わせるのを時々失敗してしまいます。時間の速度が速まったのに、私の心身の速度がダウンしてしまっているのです。
困ったものです。

5日は生活哲学学会の講座でまた3時間話をしました。
テーマは、「事業構造総論」です。
私の「事業」の捉え方は、プロジェクトであり、生きることですので、最初はみんな戸惑うでしょう。
しかし、話していて、それなりに伝わったとは思うのですが、やはりあまりにもみんな「お金」の呪縛されているのが伝わってきます。
今回はかなり手稲に話したので、それなりの手ごたえはありました。

ところがそのあとがまたよくありませんでした。
山口県の地域おこしプロジェクトにプロボノとして協力させてもらっているのですが、夕方、その関係のプロボノミーティングがありました。
みんなの発言を聞いていると、やはり「地域おこし」が「お金」に深くつながっていて、産業おこしや資金集め(たとえばふるさと納税のような)のほうに向きがちなのです。
プロボノのたちがまるで自分の稼ぎ仕事を探しているようにさえ感じられて気分が悪くなりました。

念のために言えば、今回参加しているプロボノ達にはそんな思いの人はおらず、みんな善意で誠実に取り組んでいるメンバーばかりなのですが、だからこそ、その根底に感じられるお金の呪縛に気分が悪くなったということです。
みんな意識することのないほどに、お金浸けの世界に生きている。

そんな1日だったの、とても気が萎えてしまいました。
こういう気分の時には、節子に慰めてもらいたいなあと思います。

 

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