■節子への挽歌4889:「恩返し」よりも「恩送り」
節子
新型コロナ報道は一向に減ることなく、今もって日本は新型コロナ不安に覆われています。
そんな中、昨日のサロンには私の小学校時代の同級生がわざわざ2時間もかけて、やってきてくれました。
そのうえ、昼食まで持って、です。
有機農業をやっている霜里農場の金子さんは有機米のおいしいおにぎりを、もう一人の永作さんは娘さんが住んでいるメキシコ料理を、それぞれ持ってきてくれました。
食べ残ったものは私が持ち帰ることになっていますが、それに加えて、金子さんは野菜まで持ってくるのです。
血圧が高いとか脳梗塞気味だとか、私がフェイスブックで書いているので、みんな私を心配してくれているのです。
幼馴染の関係で、2人とも私のことを「おさむくん」と呼ぶのですが、関係を知らない人たちは最初はいささか戸惑うでしょう。
それにしてもこんなにコロナが話題になっているので、わざわざ出てきてくれるのはいつも感謝しています。
それに小難しいサロンもいつも付き合ってくれ、終わった後の片づけなどもやってくれるのです。
しかもサロンの会費は基本ワンコインなのですが、いつも1000円札を入れていくようです。
私を応援してくれているわけです。
そういう恩を受けながら、私は何のお返しもできていません。
というか、そもそも「恩返し」という思想は私にはあまりないのです。
「恩返し」よりも「恩送り」が私の生き方ですので。
先日、サロンが始まる前の雑談で、私が困ったらみんなが助けてやるだろうという話になりました。
ありがたいことですが、そのためにもできるだけいろんな人に「恩送り」をしておかねばいけません。
もっとも、私が考える「恩」は、普通の考えではもしかしたら「恩」とは言えないものかもしれません。
最近はお金もないし、知恵もないし、あんまり誰かの役に立つことができません。
困ったことに昨日また、湯河原のマンション(もう2年ほど放置しっぱなしです)のガス代が引き落とせませんと連絡がありました。
ガスなどもう2年以上使っていないのですが、それでも料金がかかるようです。
もう転居計画もないので処分したいのですが、どうしても処分する気になれないのは、やはり節子のせいかもしれません。
でももう維持するのが難しくなってきました。
いよいよ売却しなければいけないようです。
困ったものです。
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