■マンゾーニの小説『いいなづけ』を読もうと思ったのですが
COVID-19パンデミックが始まった昨春、感染防止のために休校したイタリア・ミラノの高校のスキラーチェ校長の「こんな時にこそ良い本を読んでほしい」という生徒へのメッセージが話題になりました。
そこで校長が紹介したのが、マンゾーニの小説『いいなづけ』です。私は名前さえも知らなかった小説ですが、ダンテの『神曲』と並んで、高校や大学へ進むほどのイタリア人ならだれもが自分で買って持っているのが当然と言われている本だそうです。
副題が「17世紀ミラーノの物語」とあるように、この小説には、17世期に発生したペストの大流行の様子が詳しく描かれているのだそうです。
デフォーの「ペスト」もカミユの「ペスト」も読んでいますが、この本は知りませんでした。
しかし、パンデミック関係の本を読んでいるとこの小説の名前がよく出てきます。
そこで私も読んでみようと思い、図書館から借りてきました。
ところがA4サイズの2段組みで800頁を超える大長編なのです。
借りてきたのはいいものの、読みだす気力が萎えてしまい、もし買ったのであれば、たぶん後で読もうということになってそのまま埋もれてしまっていたでしょう。そういう本がたくさんあるからです。
しかし、借りてきた以上は10日以内に読まないといけません。それは私が決めたルールなのです。期限を延ばすと読まない恐れがあるからです。
基本的には借りた本は3日で読むことにしていますが、この分厚い本は3日で読了する自信がありません。どんなに速読しても1週間はかかりそうですが、1週間も同じ本を読んでいるのは私の好みではありません。さてさて悩ましい話です。
でもまあ今日は読みだすのはやめましょう。
どうしたら速読できるかを考えようと思います。
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