■湯島サロン「生きるために哲学は大切です」のご案内
数年前から日本では「哲学」がブームになって広がっています。
哲学カフェも全国に広がりだしていますし、湯島でも時々話題になっています。
しかし、改めて「哲学って何だろう」と考えると、みんなそれぞれが勝手に使っているような気もします。ある意味では、とても便利な言葉かもしれません。
「哲学」はフィロソフィーの訳語ですが、フィロソフィーはもともと「知を愛する」ということで、その典型はソクラテスでした。これは湯島のサロンの精神でもあります。「愛する知」の内容は、人それぞれですが。
先日のサロンに、「哲学」を軸にビジネスを展開している遠山哲也さんが参加されました。
遠山さんによると、最近、シリコンバレーでは“CPO”「チーフ・フィロソフィー・オフィサー」という言葉があるそうで、グーグルやアップルでも、「企業内哲学者」をフルタイムで雇用しているそうです。ビジネス全体が、哲学を必要とする方向に向かっているといえるのではないか、と遠山さんは言います。
そこで、遠山さんにサロンをお願いすることにしました。
遠山さんからのメッセージです。
私たちはいま、混迷を極め、先行きの見えない『不安の時代』を生きています。
豊かなはずなのに心は満たされず、衣食足りているはずなのに礼節に乏しく、自由なはずなのにどこか閉塞感がある。
やる気さえあれば、どんなものでも手に入り何でもできるのに、無気力で悲観的になり、なかには犯罪や不祥事に手を染めてしまう人もいます。
そういう時代にもっとも必要なのは、『人間は何のために生きるのか』という根本的な問いではないかと思います。
まず、そのことに真正面から向かい合い、生きる指針としての『哲学』を確立することが必要なのです。
というわけで、今回は遠山さんが考えてたどりついた「哲学とは何か」という話をお聞きしながら、参加者それぞれが、「生きるための哲学」を考えるヒントを考えていければと思います。
ちなみに、遠山さんは30代の若者で、書斎の思索家ではなく行動する若者です。念のため。
〇日時:2021年3月13日(土曜日)午後2時~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「生きるために哲学は大切です」
〇話題提供者:遠山哲也さん(行動派哲学者)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)
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