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2021/02/01

■節子への挽歌4905:ついに彼岸行きの電車に乗ってしまいました

節子

今朝は夢を見て目が覚めました。
目が覚めると夢はすぐに忘れてしまうのが普通なのですが、昨夜の夢ははっきりと記憶に残り、今日の夕方になっても鮮明に浮かんできます。こういうことはめずらしいのです。

記憶に残っているのはある出版社を訪ねて、そこで何かとても楽しい話をして、さて帰ろうというところから記憶に残っています。
帰ろうとすると会っていた人が今から車で行けば、6時の電車に間に合うので、駅まで送りましょうというのです。
駅はすぐ近くだったはずなので、辞退しましたが、自社の車にほぼ無理やり乗せられて、しかも若い編集者までが同乗して駅まで送ってくれることになりました。

車内では、その若い編集者が最近自分が編集出版した本の紹介をしてくれました。
病院名は忘れましたが、C病棟との話です。
実はそのC病棟は、その前に見た夢とつながっている気がします。

その話も長いのですが、なぜか一向に駅に着かない。
行く時は確か駅から数分だったはずですが、そこからおかしさが始まります。
ようやく運転手が間もなく「もろぎし」駅ですというと、目の前に素晴らしい渓谷が開けていきます。
あんな素晴らしい渓谷を見たことはありませんが、その渓谷には大きな家がところどころに建っている。まあそれもいろいろとあるのですが、その渓谷に見とれていてはっと気がついたのですが、自動車が空中を走っているのです。
運転手にそれを言うとここは空中道路なのだというのです。
そしてもう一度下を見るとレールのようなものが円を描いて延びていて、自動車はその上を走っているのです。
しかもらせん状に二重で、渓谷を堪能しているうちに駅に着きました。

そのあとさらにいろんな話がつづくのですが、なんとか彼らから逃れて、駅に行って切符を買おうとするとうまく変えません。
このあたりから前にも何回か見た場景なのです。
駅名は「もろぎし」駅なのですが、私の知っている鉄道路線につながっていないのです。

まただ、とその時にやっと気づきました。
現世とは違い世界の入り口にいるのです。
この夢はいままで何回も見ています。

いつもはそこで電車に乗る前に目が覚めるのですが、昨夜は駅員の誘導もあって、ついに電車に乗ってしまいました。
そこで今日中には自宅に帰れないことに気づいたのです。
そこで目が覚めてしまいました。
そこからしばらくその夢の意味を考えていました。

こういう夢を、これまでいったい何回見たでしょうか。
ただし今回は3つの点でいつもと違っていました。

まず一つは素晴らしい渓谷の眺めでした。テレビで時々世界の素晴らしい渓谷を見ることはありますが、これほど美しい渓谷は見たことがありません。
どう美しいかは口では説明できませんが、ともかく忘れられない美しさです。

2つ目は駅の名前です。
「もろぎし」駅は初めての名前ですし、これまでの駅名は憶えていないもののほうが多いのですが、感覚的に全く違うような気がします。
もしかしたら「両岸」という字が当てはまるのかもしれないと思って、目が覚めてからパソコンで調べましたが、そんな駅はないようです。
でも実に象徴的な名前です。

そして3つ目が一番問題なのですが、今回は実際に電車に乗ってしまったのです。
それもドアが閉まる直前に吸い込まれるように乗ってしまった。

長々と書いてしまいましたが、なんとなく彼岸行きの電車に乗ってしまったような気がして、朝、目が覚めてからもしばらく考えてしまったのです。
この種の夢を見始めてからもうかなりの年月が経ちますが、今回ほど鮮明な記憶が残ったのは初めてです。
無理やり自動車で送った編集者や運転手との話の内容も今はまだ覚えていますし、駅員とのやり取りもはっきりと覚えています。
電車の色も覚えていますし、駅の切符の販売機に並んでいた人たちも記憶にあります。
それに何よりも、あの渓谷の美しさと空中を走り次元を超えた時の不安な気持ちも何となく残っていて忘れられません。

なんだか子どものような話ですが、今日はその夢から抜け出せずにいました。
今もまだ心が安定していません。
それで挽歌に書くことにしました。
挽歌に書いて、節子に読んでもらうといつも心が安堵するのです。
今はまだ心がなぜかますます不安になっていますが、今夜は夢の続きを見ることはないでしょう。いやそうであってほしいと思います。

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